Webライターの始め方がわからない方向けに、絶対に失敗しない始め方の入門ガイドや稼ぐために必要なスキルを解説します。
500記事以上のディレクション経験がある筆者が、主婦や大学生など誰にでも分かりやすく解説するので、Webライターを始めたい方はぜひ参考にしてください。
2020年6月にアフィリエイトサイトを立ち上げ、2022年9月に事業売却。現在はクライアントのオウンドメディア運用代行やLP制作、SEOコンサルティングを担当しつつ、マンツーマンWebライタースクールWORDGYMを創業。未経験・初心者Webライターの指導・相談数は、のべ100名以上。徹底したマンツーマンサポートで、しっかり読者に価値提供ができるライターに育成するのが得意。
>>過去の執筆実績など、詳細なプロフィール情報はこちら
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人の悩みを解決するWebライターという仕事を始めませんか?
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Webライターってどんな仕事か知っていますか?
Webライターとは、Web上に掲載する記事を執筆する仕事のことです。
基本的にはクライアントワーク(企業から仕事を受注して仕事を請け負う形態)に該当するため、Webライターは取引先の存在があるからこそ成り立ちます。
また、Webライターと一口に言っても、さまざまな職種が存在します。
- 検索上位を狙う記事を執筆するライター
- インタビュー記事を執筆するライター
- シナリオを記事を執筆するライター
- セールス用のページを執筆するライター
これからWebライターとしてキャリアを積むなら、自信がどの職種のライターをやりたいか決めておきましょう。とはいえ未経験のうちからセールス向けのページやシナリオ記事を執筆するのは難しいので、まずは検索上位を狙うライターから始めてみると良いでしょう。
仕事もたくさんあって、未経験者からWebライターのキャリアを積むなら最適な職種です。
>>Webライターとは|3種の仕事内容や適性を解説!今からなるにはどうすればいい?
Webライターを始める前に知っておきたいこと
これからWebライターを始める方に向けて「これだけは絶対に知っておいて欲しいこと」をまとめました。
- 想像以上に大変な仕事内容
- スキルアップできれば仕事はいくらでもある
想像以上に大変な仕事内容
Webライターは、プログラマーのように難しいコードを書く必要はありません。
基本的には日本語の文章さえかければ成り立つ仕事です。そのような仕事内容から、「WebライターはほかのWeb系の職種と比べても簡単だろう」と考える人もいるのではないでしょうか。
しかしWebライターはそんな簡単な仕事ではありません。文章で人に情報を伝えるのは、想像以上に難しく、うまく表現できないからです。そのため記事執筆に膨大な時間がかかり、記事制作に慣れないうちは、1000文字あたり平気で5時間以上かかる場合もあります。
たとえば文字単価が0.5円の案件の場合、記事制作に5時間かかれば時給換算で100円です。ちなみに2022年現在の東京都の最低賃金は1,072円なので、この場合案件の報酬は東京都の最低賃金の10/1以下だと分かります。
参考記事:東京労働局
これだけ見ても、Webライターは相当大変な仕事だと分かるのではないでしょうか。
とはいえ、文章は書くうちに徐々に慣れて徐々に執筆スピードは速くなりますし、当然クオリティが担保できれば報酬も上がります。最初は非常に大変な仕事ですが、努力次第では「好きな場所で月10万稼ぐ」など理想の働き方を実現できるということです。
確かにWebライターの仕事は、最初のうちは想像以上に大変な仕事です。しかしほかのWeb系の仕事よりも稼げる再現性が高く、理想の働き方を実現できる可能性が高いと覚えておきましょう。
【実情】Webライターはやめとけって本当?リアルな本音や儲からないワケをプロが教えます
実際の体験談を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。WORDGYMで学ばれた受講生さんがWebライターの副業をやってみた実情を赤裸々に語っています。
広報で働く一児のママが副業Webライターをやってみた|実際の収入と獲得案件を大公開
スキルアップできれば仕事はいくらでもある
Webライターを始めて、スキルアップできれば仕事はいくらでもあります。
きちんと責任感があり、質の高い記事を納品できるライターは少ないからです。Webコンテンツ制作の需要は上昇傾向ですが、それに対応できるライターがいないのが現状です。
一見SNSをみると、Webライターはたくさんいるように見えるかもしれません。しかし本格的な仕事ができるのは、ほんの一握りのライターしか存在していないのです。
私はこれまで100名以上のライターの採用・ディレクションを行ってきたからこそ分かります。きちんとスキルアップさえできれば、仕事はいくらでもあるのです。
「やると言ったことはやる」「納期は守る」「SEO対策について理解を深める」「フィードバックは改善する」などのようなことを意識するだけでも、上位10%以上のライターになれます。
Webライターの市場は決して飽和していません。ジャンルによっては対応できるライターがまったく見つからないため、常に人材不足です。
これからWebライターを始める方は、この事実を知ってモチベーションを上げていただけると嬉しいです。スキルを上げて、ほかの人材とは比較されないWebライターを目指しましょう。
意外と知らないWebライターの魅力
Webライターの仕事はカンタンではありません。読者に誤解を与えないために正しい情報発信に気を配る必要がありますし、提出物の納期に追われるケースもあります。
しかしそれ以上にたくさんの魅力があるのが、Webライターという仕事です。「在宅でも働きやすい」「自分の趣味を仕事にできる」など、ほかの仕事では得られない魅力が詰まっています。
- 未経験・初心者でも完全在宅で働ける
- 自分の趣味や好きなことを仕事にできる
- 情報発信でお金を稼ぎながら日本中の人の役に立てる
- フリーランスでも大きなプレッシャーがない
Webライターのメリット・デメリット計11選|ほかの職業にはない魅力も教えます
未経験・初心者でも完全在宅で働ける
Webライターは、安定したネット環境とパソコンがあれば始められます。そしてパソコンで文章を書くことは、少しタイピングの練習をすれば誰でもできるようになるので、未経験・初心者でも完全在宅で働けるのが魅力です。
クライアントとのやり取りは基本的にネット上のみで完結し、インタビューなどの例外を除いては出勤を求められるケースもありません。インターネット上のテキストコミュニケーションにおけるビジネスマナーを身につけて入れば、円滑なコミュニケーションがとれます。
完全在宅ではありますが、Webライターはパソコンさえあれば場所を問いません。ときには気分転換として、オシャレなカフェや、Webライターが集まるコワーキングスペースで作業するのも良いでしょう。
出社の必要がないので、ゆとりを持って働けるのがWebライターの魅力です。
自分の趣味や好きなことで誰かの役に立てる
Webライターは自分の経験が大きな価値となります。あなたの経験や経歴は、誰かにとって必ず役に立つ情報となるからです。
観光地の食べ歩きが趣味で現地の飲食店事情にくわしい人は、自分の経験をもとにお店の特徴やおすすめ商品、魅力を紹介できます。これからその観光地に行く予定がある方にとって、そのような経験談は非常に参考になりますし、中学校の修学旅行に行く前のようにワクワク感を読者に与えられます。
もう一つ例を挙げるとするなら、ノウハウ系の分野の記事執筆です。「Webライター 始め方」や「iPhone 設定手順」、「離乳食 作り方 簡単」などテーマの記事が該当します。未経験や初心者の人に向けて、自分のノウハウを発信し、読者の悩みを解決できます。
このようにあなたの趣味や好きなことが読者の役に立ち、直接的に顔を見れるわけではありませんが「この情報役に立った」「今度やってみよう!」と喜んでもらえるわけです。ほかの仕事では得られない、Webライターだけの魅力ですよね。
また、Webライターは読者が必要とする情報を調べて執筆するのが仕事のため、興味ある分野の知識を深めていけるのも魅力。趣味や好きなことから得意を伸ばせるのも、Webライターならではの楽しさです。
Webライターには専門性が欠かせない!専門領域を極めてAIに負けない人材になろう
フリーランスでも大きなプレッシャーがない
Webライターはフリーランスの中でも比較的、大きなプレッシャーがありません。ほかのフリーランスの仕事のように、数字で成果を求められるケースがあまりなく、基本的に制作物のクオリティと納期を守っていれば大丈夫です。
プログラマーの仕事は開発工数が増えるとスケジュールが長くなり、その分費用が高くなります。できるかぎり納期を短くしたいクライアントは多く、結果プロジェクトの期日や納期を厳守する必要があるのです。
また、クライアントの業績を上げる仕事のコンサルタントは、倫理的かつ数字で成果を出さなければ次の仕事がありません。
プログラマーやコンサルタントの仕事もたくさんのやりがいがあります。しかし子どもがいる主婦の方にとっては、なるべくプレッシャーを感じたくないですよね。家庭と仕事のメリハリをつけて、ワークライフバランスを整えたいと考えている人も少なくないでしょう。
一方でWebライターは、フリーランスでもそのような大きなプレッシャーがなく、案件納品後に検索順位などで評価されます。フリーランスの仕事のなかでも、Webライターはプレッシャーがあまりなく始めやすい仕事です。
未経験向け!ムダを省いたWebライターの始め方ガイド
未経験向けにWebライターの始め方をまとめました。
ムダな手順を省いて、最短で活躍できるよう解説しています。ブログの開設や本を読む、ポートフォリオの作成などの過程を通らなくてもWebライターになれます。
ノートパソコンやインターネット環境を準備する
Webライターの活動をしていくうえで欠かせないのが、ノートパソコンとインターネット環境です。未経験からWebライティングを始めるのであれば、初めてのノートパソコンはMacBook、安く抑えたいのであればChromebookあたりを購入すれば問題ありません。
ノートパソコンに付随して、以下のアイテムを揃えておくと効率的に業務を進められます。
- マウス
- パソコンスタンド
- キーボード
ノートパソコンなのにマウスやキーボードを揃える理由は、ノートパソコン備え付けのものは体力的に疲れるからです。
極力仕事の疲労を減らすためにも、ノートパソコン本体に付いているキーボードやトラックパッドを使うのではなく、別々で揃えるほうが良いでしょう。併せて、ノートパソコンのスタンドも購入しておくと、Webライターの仕事の生産性を上げられます。
とはいえ、キーボードやマウス、パソコンスタンドの優先度は低めです。なるべくお金をかけたくないのであれば、Webライターを始めて稼げるようになってからでも遅くありません。
未経験の方であれば、とりあえずノートパソコンとインターネット環境を準備しておけば、仕事を進めるうえで問題ないです。
仕事に必要なソフトウェア・ツールを準備する
パソコンなどが揃ったら、Webライターの仕事に必要なソフトウェアやツールを準備しましょう。
- Googleドキュメント
- Googleスプレッドシート
- 文章構成ソフトウェア
- 会計ソフト
上記3つは無料で使えます。有料のソフトウェアやツールもありますが、初心者のうちはお金をかける必要はありません。
会計ソフトは、経費処理や報酬の管理に必要です。報酬を得たら確定申告を行う必要があるので、あらかじめ準備しておくとスムーズにWebライターの仕事ができるでしょう。
クラウドソーシングに登録する
続いてはクラウドソーシングの登録です。
上場企業が運営している「クラウドワークス」や「ランサーズ」は必ず登録しておきましょう。この2つを登録しておけば、ほとんどのWebライター案件に応募できます。
むしろ多くのクラウドソーシングサービスに登録すると、把握できなくなって使わなくなるだけです。初心者Webライターが効率的に案件をスタートするためにも、2つか3つに絞って登録することを推奨します。
【2023】Webライターにおすすめのクラウドソーシング12選|複数登録で安定して案件を獲得しよう!
クラウドソーシングに登録したら忘れずプロフィールの設定をしてください。とくに名前・アイコンの設定、プロフィール文の作成は必要不可欠です。名前の付け方に悩んでいる人は以下の記事を参考にしてみてください。
Webライターがペンネームで活動するメリット/デメリット4選|受講生の事例も交えて解説
仕事を受注する
クラウドワークスに登録したら、仕事を受注しましょう。
受注する中で以下の条件に当てはまる案件は避けたほうが賢明です。
- 極端に文字単価が安い
- LINE公式アカウントに誘導している
- 応募しているクライアントの評価が低い
- 文字数が少ない(100〜500文字)
以上の条件に当てはまる案件を避ければ、変な仕事にあたることはありません。とくに初心者Webライターは、スムーズにスタートダッシュを切ることが重要なので、変な条件がついている案件には気をつけるようにしましょう。
Webライターの志望動機の書き方と例文まとめ|未経験で書類選考を通過するには?
【オススメ9選】フリーランスエージェントを選ぶ際の比較項目や利用するメリットを解説
Webライティングの仕事の獲得で注意するべきポイント
Webライターを始める準備が整い、いざ仕事を始めるときに気をつけるべきことが2つあります。
- 仕事の依頼者に対して適当な対応はしない
- 詐欺まがいの案件に応募しない
仕事の依頼者に対して適当な対応はしない
本名や顔を出さずに仕事ができるのがWebライターの良いところです。しかし、直接やり取りしないからといって依頼者に対して適当な対応をするのはNGです。
契約の途中で音信不通になったり、締め切りを過ぎてから提出したりすると、クラウドソーシングのマイページに低評価が付いてしまいます。「別にまた登録しなおせばいいし」「低評価を受けてもそこまで気にしないでしょ」という考えを持っていると危険です。
Webライティングの界隈は広くありません。Wabディレクター、広告代理店、制作会社同士でつながっていて、「案件から飛ぶ」「納期を大幅に遅れる」などすると一気に噂広がり、2度後Webライターとして仕事を受けられなくなる恐れもあります。
Webライターとして活躍するチャンスを逃す原因になりかねないため、仕事の依頼者には丁寧な対応を心がけてください。
詐欺まがいの案件に応募しない
クラウドソーシングサービスで仕事を検索すると、詐欺まがいの案件もたくさん出てきます。
- 怪しい言葉で仕事の募集をかけている…「誰でもすぐに稼げる」「コピペするだけでOK」
- 報酬が極端に低い…30記事で500円、1文字0.01円
- 仕事内容を詳しく載せていない…契約しても案件が来ない場合がある
Webライター初心者だけを狙った悪徳なクライアントがいる場合もあるので、少しでも「怪しいな」と思ったら応募するのはやめたほうがいいです。
Webライターの案件を進める流れ
Webライターの案件を進める流れをまとめました。
記事を執筆する
案件を受注したらいよいよ記事を執筆します。しかしWebライティングを始めたばかりの未経験・初心者の人であれば、どのように記事を書けば良いかわからないでしょう。
初心者の人のあるあるは、案件を受注したものの、何時間も文章が書けず1時間あたりの単価がとんでもないことになってしまうケースです。時間だけが過ぎてしまい、時給換算すると100円になってしまったというケースも珍しくありません。
そこで現役のプロライターが「これだけ意識して文章執筆すれば大丈夫!」という方法をまとめました。
- 結論を最初に書く
- 結論の後にはその理由や根拠、読者がイメージしやすい具体例を挙げる
- 専門的な用語は使わない
- キーワードを詰め込み過ぎない
- 文章が書けなくなったら一旦休む
- 文章の展開に困ったPREP法を活用する
- 商品・サービスを紹介する際は概要→特徴→メリット→キャンペーンなどの訴求の順番で書く
記事執筆は悩んでも始まらないので、とりあえず手を動かしてみるのが最善策です。タイピングをしているうちにスラスラ文章が書けるようになることもあります。
以上のポイントを意識してまずは手を動かしてみてください。より具体的な記事執筆のノウハウを知りたい人は以下の記事をご覧ください。検索結果で上位表示を実現するための方法をくわしく解説しています。
未経験独学からWebライターの勉強を成功させる秘訣|育成のプロがわかりやすく解説
【これで採用!】Webライターのサンプル記事の書き方|参考となる記事の具体例も紹介
執筆した記事を校正する
受注した案件の記事を制作したら、納品する前に校正しましょう。校正とは、制作した記事の文章を再度チェックして不自然な箇所を手直しすることです。
一度記事を寝かして、翌日に再度確認してみると意外とおかしな箇所が多く見受けられます。そのままの状態で記事を納品すると、クライアントの修正が多くなるため、こちらで細かにチェックしておきましょう。
そのような地道な作業が、継続案件の獲得や報酬アップにつながります。とはいえ、自分で一からチェックするのは大変です。Webライターを始めたばかりでは、記事のどこを手直しすればいいかわからないでしょう。
そのため、校正ツールを使って、自動化するようにしましょう。ツールが記事の不自然な箇所を指摘してくれるので、それに沿って修正を行えば校正は完了です。
納品する
記事の制作・校正が完了したらいよいよ納品です。
納品はクラウドソーシング上で行います。取引画面を見ると納品ボタンがあるので、指定の手順に沿って進めましょう。
納品時には相手を気遣うようなメッセージを一言入れると好印象です。
たとえば、「お忙しいところ恐れ入りますが、お手隙の際にご確認いただけると幸いです」などです。このような一言があるだけで、ワーカーの印象は非常に大きく変わります。
相手も人間です。気遣う一言を必ず入れましょう。
クライアントから評価をつけてもらう
クラウドソーシングには、取引した相手を評価できるシステムがあります。納品が完了してクライアントからOKをもらったら、クラウドソーシング 上で評価をつけてもらいましょう。
クライアントからの評価は、今後の案件獲得に必ず役立ちます。第三者からの仕事の評価で、その人に仕事を任せていいかどうかの判断基準になるからです。評価がないと、クライアントは安心して仕事を任せられません。
「評価してください」と言うのは勇気のいることですが、後の仕事のためにもできる限りつけてもらうようにしましょう。
未経験から初心者Webライターまでステップアップしたらやってほしいこと
Webライティングの実務をこなし、記事を3〜5本程度納品できたら、あなたはもう未経験ではなく初心者までステップアップしています。なんとなくWebライティングの仕事のイメージが湧いて、今後の活動に対する意欲が向上しているのではないでしょうか。
そのまま勢いで進むことも大事ですが、一旦立ち止まって本記事で紹介する内容を実践してみてください。ようやく見つけた働き口をなくさないためにも、初心者になったのであれば目的や目標の明確化、本を読んで基礎知識のインプットは欠かせません。
活躍できるWebライターになるためにも、本章の内容を実践することをおすすめします。
目的と目標を明確にする
未経験から初心者までステップアップして、なんとくなくWebライターの仕事のイメージが掴めるようになりましたか?どれくらい案件をこなせば、いくら稼げるなど、収入に対する明確なイメージが持てる人も増えてきたでしょう。
そこまでステップアップできたのであれば、Webライターになる目的と目標を明確にしてください。見切り発車のままだと挫折しやすくなりますし、活動を進めるにつれ徐々に方向性がブレていく恐れがあります。
あなたにも必ず目的や目標があるはずです。そうでなければ、Webライターと始めようとは思わないはず。
たとえば、「人間関係のストレスなく働きたい」や「世界中旅しながら稼ぎたい」、「子どもとの時間を大切にしながら仕事したい」などが目的です。最終的に何を達成したいのかを考えてみてください。
続いて目標です。「3ヶ月後に月5万稼ぐ」「取引先を3社増やす」、「クラウドソーシング で評価を10個もらう」などが目標です。目的を達成するために、どのような行動をするかとイメージすると分かりやすいでしょう。
Webライターを始めて、理想的な働き方を叶えている方は必ず目的と目標が明確です。今一度自信が達成したいことを考えて、理想のキャリアプランを描いてみましょう。
本を読んで勉強
目的と目標を明確にしたら、初心者向けのWebライティングの本を購入して、読んでみましょう。まずはざっくりと仕事内容や働き方について理解しておく必要があります。
くわえて、Webライターの基礎的な知識も身につけておきましょう。要点はクライアントワークを行う途中で身につくので、詳しく理解する必要はありません。
あくまで全体像を理解するために、本を読みます。
おすすめの本は「沈黙のWebライティング」です。まずこちらさえ読んでおけば基礎知識を抑えられます。
特別な理由がない限り、沈黙のWebライティングを読んでおくと良いでしょう。漫画イラスト付きのストーリー形式で話が展開されるので、本を読むのが苦手な方でもスラスラ読めます。
【レベル別】Webライターの入門書としておすすめの本5選|選び方も4つ解説
ポートフォリオの準備
初心者Webライターまでステップアップできたらポートフォリオを用意してみてください。
ポートフォリオがなくても、Webライターの仕事は獲得できます。なるべく高い単価の案件を獲得したいなら、ポートフォリオが欠かせません。自分のスキルが見える化しますし、仕事を依頼する側もどのような文章を執筆できるのか把握しやすくなります。
とくに文字単価1.5円くらいの案件になるとポートフォリオがないと通用しなくなってくるため、月5万円以上の収入を目指しているWebライターの方はポートフォリオの作成が必須ですね。
なるべく自身のブログを作ってポートフォリオを制作するのが理想ですが、「note」というサービスを使っても良いでしょう。とにかく大事なのは、自身で制作した文章をクライアントに見てもらうことです。
Webライターにブログをおすすめするワケ|悩んだらどっちを始めるべき?
そのためにとるべき手段に決まりはありません。無料のブログサービスやnoteなどのサービスを活用し、何かしらのテーマに触れた記事コンテンツを制作してみましょう。
【完全マニュアル】Webライターのポートフォリオの作り方|プロのライター講師が解説します
有料ソフトやツールの導入
これから本格的にWebライターとして活動していくのであれば、有料ソフトやツールを導入してみてください。
Webライティングの業務を効率化できるだけでなく、表記ゆれや誤字、冗長表現などのミスがなくなるため、質の高い記事が納品できるようになります。クライアントからの信用を勝ち取り、継続して案件を回してもらえる可能性が上がります。
有料のソフトやツールといっても、1万円を超えるようなものは必要ありません。コピペチェックツールの「CopyContentDetector」は月々300円で利用できます。無料版だと4,000文字までしか調査をかけれませんが、有料版までグレードを上げると8,000文字まで調査できるようなるため、生産性の向上が見込めるでしょう。
また文章作成支援ツールの「MOJI-KA」もおすすめのツールです。月額980円で表記ゆれや冗長表現などのチェックなもはもちろん、プロジェクトのレギュレーションごとにカスタムルールが作れる機能があります。「クライアントA」にはルールAを、「クライアントB」にはルールBを設定して文章を校閲できるため、逐一クライアントごとの制作ルールを確認する必要がなくなるのです。
最初から有料ソフトやツールを導入する必要はありませんが、初心者までステップアップできたならぜひ導入を検討してみてください。あなたのWebライティングの活動にきっと役立ちます。
Webライターとして活躍できる人の共通点
ここでは、Webライターとして活躍できる人の共通点を紹介します。
- 細かいところに気を配れる
- 責任感が強い
- 何事に対しても強い好奇心がある
- 文章を書くのが好き
Webライターに向いてる人適正診断チェックリスト|あなたの向き不向きを教えます
細かいところに気を配れる
Webライターは、書いた文章をそのまま提出するのではなく、ミスがないかチェックしてからクライアントに提出します。細かいところに気を配れる人はクライアントから受ける評価が高く、継続して案件を提供してもらえる可能性が高いため、長期にわたって活躍できます。
たとえば以下のような点に注目して記事のクオリティをチェックします。
- 誤字脱字はないか
- 文章の主語と述語が成り立っているか
- パッと見たときに読みやすいと感じるか
細かいところに気を配ってクオリティの高い記事を納品すれば、クライアントから良い評価をもらえるかもしれません。
個人的な所感だと、主婦ライターの方は非常に細かいところに気を配ってくれます。その点もあってか、最近案件を任せる人は、主婦の方が多めです。
主婦こそWebライターを始めよう!おすすめする理由や始める方法を解説
責任感が強い
責任感が強いのも、Webライターとして活躍できる人の共通点です。
納品期限を必ず守れる人や指示されたことを的確にこなせる人は、継続して案件をもらえます。Webライターとして活動している人のなかには、納品期限を守れない人や仕事を途中で放棄してしまう人がいます。
クライアントはなるべく安定してプロジェクトを進めたいため、きちんと納期を守ってくれるWebライターを求めています責任感が強く、確実に納期を守るように行動すれば「〇〇さんは優秀だから単価を上げたい」「もっとたくさん依頼したいのだけどお願いできる?」と言われるようになります。
- 「自分は任された仕事は必ずやり遂げる!」
- 「常に上を目指して指示やアドバイスを受けとめる!」
このような思いで仕事に取り組める自信があるならば、Webライターに挑戦してみましょう。
何事に対しても強い好奇心がある
「自分の知らない分野を勉強するのが好き」「初めてのことにもチャレンジしたい」など、何事に対しても好奇心がある人は活躍できるでしょう。
なぜなら、Webライターが記事を書くときは、受注した仕事のジャンルについて自分でリサーチする必要があるからです。
全く知らないジャンルに飛び込んでも関心を持って正確な情報を調べられる人は、内容が濃くて分かりやすい文章を書けます。
文章を書くのが好き
文章を書くのが好きなことも、Webライターとして活躍できる人の共通点です。
Webライターはひたすら文章を書く仕事なので、そもそも文章を書くのが辛いと感じる人は長続きしないでしょう。
文章を書くのが好きな人は「もっと読みやすくするにはどうすればいいのか」と自分で努力し、レベルアップできます。
また、まとまった収入を得るためには毎日数千文字を執筆する必要があります。コツコツと頑張れる人は途中で挫折せず活躍できるはずです。
活躍できるWebライターになるために現役プロからの3つの教え
次に、活躍できるWebライターになるためにどのような気持ちで取り組めばいいのか、解説していきます。
現役プロからの3つの教えを頭に入れておけば、これからWebライターを目指す大学生や主婦も活躍できるでしょう。
- まずやってみる誠心を持つ
- 文章に慣れるまでは我慢の期間と考える
- 責任感を持ち、いま取引しているクライアントを大切に
まずやってみる精神を持つ
Webライター初心者は「本当に自分にできるのかな」「自分のレベルでは役に立たないだろう」などとネガティブに考えてしまいがちです。
しかし行動しなくては向いているかわかりませんし、実戦で通用するかも不明です。収入を得られないどころか、実績を積まなければライターとしてレベルアップできません。
不安を感じているかもしれませんが、まずやってみる精神を持ち、気になる仕事に挑戦してみることが大切です。
- 「未経験可」のタグがついている案件に応募する
- 0.3円程度の案件でもいいからまずはWebライターとして行動する
上記の対策のようにまずは行動してみてください。
「未経験可」「1文字0.3〜0.5円」の案件であれば、案件の依頼者はそこまで高いクオリティをWebライターに求めていません。「仕事をすっぽかす」「大幅に納期を遅らす」などの大きなミスをしなければ怒られるケースはほとんどないですし、低評価を受ける可能性も低いです。
むしろそのような案件は失敗に対して寛容になっている傾向が強いので、ミスされるのを想定しています。未経験・初心者からWebライターを始めて、自信がなくても案件に取り組みやすいでしょう。
文章に慣れるまでは我慢の期間と考える
Webライターはすぐに稼げる仕事ではありません。そのため、文章に慣れるまでは我慢の期間と考えることが大切です。
例えば、文字単価0.5円で5,000文字を執筆した場合、報酬は2,500円です。
初心者は1記事仕上げるのに時間がかかるので、8時間で完成したとすると時給は312円。時給換算すると一般的なアルバイトよりも安いので、落ち込む人もいるでしょう、
しかし、慣れてくれば1記事にかかる時間は短くなり、交渉次第で文字単価も上がります。効率良く稼げるようになるまで諦めず、さまざまな案件に応募してみましょう。
責任感を持ち、いま取引してるクライアントを大切に
Webライターは自分一人で仕事の受注や交渉などを行うので、責任感を持って行動することが大切です。
徐々に新しい案件に応募して仕事の幅を増やすのは良いことですが、いま取引しているクライアントを大切にしてください。
報告や連絡・相談・期限内の納品などを徹底し、自分でスケジュールを立てて仕事に取り組む必要があります。まずは納期を守るのはもちろん、先方が定めたルールを徹底したり、フィードバックは真摯に受け止め丁寧に対応したりなど、目の前の案件にコミットできるようにしてください。
途中で仕事を放棄したり連絡を無視したりすると、あなたのライターとしての評価が下がってしまうので注意しましょう。
初心者以上のWebライターに求められるスキル
Webライターの始め方を知りたい人は「いまの自分に仕事ができるのか」「準備するべきことはあるのか」などが気になるのではないでしょうか。
ここでは、そのような不安を抱える人に向けて、Webライティング案件に応募する前に身につけておくべき知識やスキルを紹介します。
- 基本的な文章力
- SEO対策
- ビジネスマナー
- 著作権
基本的な文章力
Webライターは記事の読者に分かりやすく正しい情報を伝える仕事なので、基本的な文章力は身に着けたほうがよいです。
正しい日本語や文法を使えると、読者にとって安心して読めるコンテンツを作成できます。
また読者の立場になり、読みやすさを意識した文章を書けるスキルも必要です。以下のポイントを意識するだけでも、読みやすい記事に仕上がります。
- 主語と述語の関係が合っているか
- 文末表現が連続していないか(「~です」の文末が3回連続すると読みづらいため)
文章力がある人の記事は、修正が少なくて済む・クオリティが高いので検索順位が上がる・多くの人に読んでもらえる・読者を惹きつけるので記事の滞在時間が長くなるなど、クライアントにとって多くのメリットがあります。
メリットが多いとクライアントにとって必要不可欠な存在になれるので、高い文字単価で仕事をもらえます。
SEO対策
SEO対策も、案件に応募する前に身に着けておきたい知識の一つです。
SEOとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで上位表示させ、サイトを見る人を増やすことです。「検索エンジン最適化」とも呼ばれています。
下記のように、検索順位が上位になるよう工夫をして記事を作成することをSEO対策といいます。
- キーワード選定…悩みを抱えている人が検索しそうなキーワードを探す
- 検索意図を考える…選んだキーワードで検索する人は何を解決したいのか
- すべての悩みを解決できるような質の高い記事を作成する
SEOライティング
SEOライティングとは、悩みを抱える読者だけでなく、検索エンジンに評価してもらえるようなクオリティの高い記事を書くことです。
SEOライティングで注目されるのは、E-E-A-Tを反映させたライティングであるかどうかです。
E-E-A-Tとは、Experience(経験)・Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・ Trustworthiness(信頼性)を意味しています。
Experience(経験)の部分では、記事の制作者が実際に体験したことを伝えているのかを評価されます。他のサイトの情報をただリサーチして取り入れるだけでなく、自分が体験した独自の情報を細かく分かりやすく伝えられているかが重視されるポイントです。
Expertise(専門性)は、サイトや記事が1つのテーマに特化した専門的な内容であるかどうかです。さまざまなテーマの記事を載せているサイトより、1つのテーマに特化したサイトのほうが「専門性が高い」と評価されます。
たとえば美容について調べる際、美容と電化製品の情報を載せているサイトより、美容の情報のみを扱っているサイトのほうが専門的だと感じませんか?とくに医療やお金に関するテーマは、資格や知識がある人が制作しているかを重視されます。
Authoritativeness(権威性)は、記事を作成したのは誰か、周囲に認知・評価されているかなどです。有名なサイトで記事を紹介してもらっていたり、その業界に精通する人に評価されていたりなども、権威性を判断するポイントです。
Trustworthiness(信頼性)の部分では、記事の作成者やサイトが信頼できるかが重視されます。「サイトの運営会社や代表者名の記載があるか」、「データや数字は公的機関の情報を参考にしているか」などが評価の基準です。
しかし未経験・初心者からE-E-A-Tを反映させた記事を作るのは難しいので、まずはこのような概念があることを理解しておいてください。経験を積み上げていく過程で、E-E-A-Tを意識した記事を作れるようになりましょう。
【上位表示率80%】SEOライティングのチェック項目6つを現役のプロライターが解説します
ビジネスマナー
Webライターは個人でクライアントと取引するため、ビジネスマナーは身に着けておきたいスキルです。
敬語が使える・連絡や相談などを怠らない、などができる人は、クライアントと良い関係を築けます。その結果、案件を依頼してもらえたり、新しい仕事を紹介してもらえたりすることもあるでしょう。
著作権
著作権は、Webライターを始めたい人が身に着けておくべきスキルの一つです。
ほかの記事やデータを参考に文章を執筆した場合は「引用」「参照」と記載してサイトのURLを載せる必要があります。
著作権の知識がないまま他の記事の文章や画像を利用すると、著作権の侵害になりトラブルになる可能性が高いので、気をつけましょう。
未経験からWebライターを始めるなら勢いが大切
Webライターの始め方や身につけておくべきスキルなどを紹介してきましたが、未経験から始めるなら勢いが大切です。
「自分にできるかな」「うまくいかなかったらどうしよう」などと考えているだけでは、何も起こりません。
やる気がある人は、Webライターを始める環境を整え、勇気を持って案件に応募してみましょう。
まとめ
本記事ではWebライターの始め方の手順や始める前の基礎知識、仕事の魅力を解説しました。
Webライターは、パソコンを使う仕事のなかでも始めやすい仕事です。パソコンと文章さえかければ今日からでも始められるため、非常にハードルが低い傾向にあります。
未経験・初心者でもいきなり在宅で働けて、「家事と育児の合間に在宅で働く」「旅行しながら仕事をする」など、あなたの目的も叶えられます。
WORDGYMではそのような目的がある方に向けて、現役WebライターがマンツーマンでサポートするWebライティングスクールを開催しています。最初の難関ポイントであるライティングの基礎知識からSEO対策のノウハウ、オリジナルポートフォリオの作成までサポートします。
受講生の課題とスキル、成長を数値で見える化できるのが特徴です。課題の発見・改善と行動を繰り返して、卒業時にはプロとして活躍できるライターまで育成します。
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