Webライターの活動を始めた人のなかには、「そろそろペンネームを決めようかな」「実名で活動するのとどっちがいいんだろう」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
ペンネームでの活動は、自分の身内に正体がバレることがないなどのメリットがありますが、実名と比べて信頼性がやや劣るというデメリットもあります。自分がどうなりたいのかに合わせて、実名とペンネームでどちらで活動するのか決める必要があるでしょう。
また、ただ闇雲にペンネームをつければいいわけではありません。クライアントに覚えてもらいやすいペンネームを付けると、名前が呼ばれやすくなって関係性が深まります。
本記事ではWebライターがペンネームで活動するメリットやデメリットを受講生の事例を交えて解説します。
2020年6月にアフィリエイトサイトを立ち上げ、2022年9月に事業売却。現在はクライアントのオウンドメディア運用代行やLP制作、SEOコンサルティングを担当しつつ、マンツーマンWebライタースクールWORDGYMを創業。未経験・初心者Webライターの指導・相談数は、のべ100名以上。徹底したマンツーマンサポートで、しっかり読者に価値提供ができるライターに育成するのが得意。
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Webライターがペンネームで活動するメリット
Webライターがペンネームで活動するメリットをまとめました。
同僚や上司にバレる危険性が少ない
ペンネームで活動すれば、同僚や上司にバレる危険性は限りなく0に近いです。
本業がある会社員の人でも、ペンネームで作れば安心してWebライティングを始められます。書類諸々にサインする際は本名を記載する必要がありますが、契約上のやりとりなので、コンプライアンス的にクライアントから外部の人間に自分の個人情報が漏れることはありません。
企業側としても外部に情報を漏らすメリットがないので、そこは安心していいでしょう。
カタカタのペンネームはクライアントに名前を覚えてもらいやすい
突然ですが以下の3名のライターが案件に応募してきたら、どの名前が覚えやすいでしょうか。
- 田中琢磨
- 伊藤聡
- ハナ
十中八九「ハナ」が一番覚えやすいと感じたはずです。漢字は覚えにくいうえに、どの読み方が正しいかわからないケースがあります。
たとえば、伊藤聡の「聡」は「さとし」と読めますし「そう」とも読む場合もあります。クライアントが読み方がわからず困惑して、案件の採用を見送られてしまう可能性も0ではありません。
一方でカタカナはひと目見ただけで情報を正確に判断し、覚えることができます。
フリーランスの活動において読みやすさや覚えやすさは非常に重要です。一緒に仕事をするとなったら、コミュニケーションをするために何度も名前を呼ばれるからです。
もし漢字にこだわりがなければ、覚えやすいカタカナのペンネームにしましょう。
Webライターがペンネームで活動するデメリット
魅力的なメリットの裏側にはデメリットもあります。ペンネームで活動するデメリットを理解してけば、「こんな名前つけるんじゃなかった」と後悔も少なくなります。
記名記事の案件のお場合はお見送りになる可能性がある
記名記事とは、筆者情報としてライターの名前が載っている記事のことです。実績のある医者や弁護士、医療やITなど特定の分野に特化した専門家が記事を執筆する際に、権威性の証明として記事に記名される場合があります。
専門性が高い記事の情報が正しいと示すために記名を使用するので、ペンネームだとクライアント側に受け入れてもらえない可能性があります。
ただし実名よりもペンネームで名前が売れている場合は例外です。その人にとっては実名よりペンネームで執筆したほうが信用性が高いので、逆にペンネームで記名して欲しいと言われる場合もあるでしょう。
実名に比べて信頼度がやや劣る
ペンネームは自分の好きな名前で活動できるとはいえ、実名と比べると信頼度がやや劣ります。案件獲得に大きな影響が出るわけではありませんが、フリーランス・副業の活動をするうえで信頼度が必要不可欠な要素です。
実名を出すことに抵抗や実害がない場合は、本名で活動してみてはいかがでしょうか。ペンネームでの活動も非常に魅力的ですが、信頼性という観点ではややペンネームに軍配が上がります。
Webライターのペンネームはどうやってつければいい?
Webライターに向けて、ペンネームの付け方を紹介します。
- 自分の名前をカタカナや英語に変換する
- ペンネーム生成サイト・ツールを活用する
有名なコピーライターさんのツイートで以下のようなものがあるので、そちらを意識しつつ本章の内容をご覧ください。
自分の名前をカタカナや英語に変換する
自分の名前をカタカナや英語に変換できる場合は、それをペンネームにしてみてはいかがでしょうか。花という名前であればカタカナで「ハナ」、英語で「フラワー」と変換するようなイメージです。
数ある名前の決め方のなかでももっともカンタンにペンネームを決めることができます。自分の名前が由来なので、後述するサイト・ツールやキャラクターからペンネームを決めるよりも、愛着がもてるはずです。
自分の名前をカタカナや英語にできない場合は、無理して変換しなくても問題ありません。もし変換できる人は試してみてはいかがでしょうか。
ペンネーム生成サイト・ツールを活用する
ペンネームのアイディアが思い浮かばないなら、ペンネーム生成ツールを使ってみてはいかがでしょうか。自分の好きな文字や名前を入力するだけで、ツールが自動でペンネームを生成してくれます。
ペンネーム生成ツールは以下のようなものがあります。
- ナマエメーカー
- すごい名前生成器
- ハンドルネームメーカー
それぞれのサイト・ツールに特徴があります。たとえばハンドルネームメーカーは、ペンネームとして活用できそうな名前をランダムで10〜50個ほど表示してくれますが、支離滅裂な表現が多い傾向にあります。
一方ですごい名前生成器は、「珍しい」「バランス重視」など自分の好みに合ったペンネームを生成できます。漢字で表示されますが、カタカナにするなどして覚えやすいペンネームにすることもできますね。
「アイディアをたくさん出したい場合はハンドルネームメーカー」、「ほかの人と被らない珍しい名前をペンネームにしたい場合はすごい名前生成器」など、自分にあったペンネーム生成サイト・ツールを選んでみましょう。
WORDGYMの受講生のペンネーム例
WORDGYMではたくさんのプロのWebライターを輩出しています。実際に受講生が決めたペンネームの事例を紹介します。
清田さんの場合
育児ジャンルの執筆をしている清田さんは、「むらさき」というペンネームでWebライティングの活動をしています。カタカナや英語ではなく、あえてひらがなで名前を表現することで日本らしさを感じられて、非常に丁寧な印象を受けます。
このように、実名とはまったく関係のない要素からペンネームを決めるのも一つの手段です。
細田さんの場合
美容や恋愛ジャンルを執筆している細田さんは、下の名前をローマ字表記にして「Miho」というペンネームでWebライティングの活動をしています。シンプルな決め方ですが、自分の名前が由来なので親しみや愛着をもつことができます。
もしペンネーム決めに困った際は、自分の苗字や名前をカタカナやローマ字表記にしてみてはいかがでしょうか。意外とお気に入りになるかもしれませんね。
まとめ
本記事では、Webライター向けにペンネームで活動するメリットや付け方、WORDGYMの受講生の事例を解説しました。
Webライターにとってペンネームは非常に重要な要素です。ペンネームによってモチベーションが左右されることもありますし、クライアントに覚えてもらえれば関係を深められるケースもあります。
案件の獲得率の向上に直接的な関係があるわけではありませんが、ペンネームを覚えてもらえらば、クライアントが案件を依頼する際にあなたの名前を頭のなかで思いつきやすくなります。その結果、案件を任せられるケースがあるかもしれません。
ペンネームを付ける際は、メリットやデメリットを理解したうえで、自分にあったものを付けるようにしましょう。
またペンネームを決めたら次はポートフォリオを作ってみてください。こちらも案件の獲得には欠かせない要素なので、自分をアピールするためもポートフォリオ作りに力を入れましょう。
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