「Webライターに向いてる人・向いてない人の特徴はあるの?」

「Webライターの仕事を始めてみたいから適正を判断して欲しい」

Webライターを始めたいと考えている人のなかには。上記のような疑問や要望を持つ人もいるのではないでしょうか。

実際のところWebライターの仕事の適性があるかは、やってみないと判断できません。SNSやインターネット上のイメージで「自分にはWebライターが向いてそう」と感じても、実際やってみたらまったく向いていなかったなどのケースもあります。

本記事では、Webライターに向いてる人・向いていない人の特徴や、向き不向きを判断する適切診断チェックリストをまとめました。

中嶋祥汰
この記事の監修者

2020年にアフィリエイトサイトを立ち上げ、2022年9月に事業売却。アフィリエイター→Webライター→Webディレクター→マーケターの経験を得て、現在は企業のオウンドメディア運用代行や記事制作を担当
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    Webライターに向いている人の5つの特徴

    Webライターに向いてる人の特徴を5つまとめました。

    文章を書くことに対して抵抗感を抱かない人

    Webライターの仕事の大部分は、「文章を書くこと」です。

    1日に数千文字の記事を書くのは普通ですし、多いときで1万字を超えるケースもあります。1ヶ月単位で換算すると、数十万文字書くケースも例外ではありません。

    Webライターは、大学の論文が霞むほど膨大なボリュームの文章を執筆します。またWebライターは記事を書いて終わりではなく、何度も修正をくり返す場合があります。1記事完成させるのに数日かかることも珍しくありません。

    そのため文章を書くことに対して、抵抗感を抱かない人がWebライターに向いてる人です。

    しかしいきなり何千文字という文章を書ける人はほとんどいません。「自分は数千文字なんて文章書けないから、、」といって、向いてないと判断する必要はないのです。

    一つの判断軸として、普段からLINEなどのコミュニケーションアプリで友達や家族と連絡を取るはずです。それくらいのボリュームの文章で書くことに抵抗感や嫌悪感を抱いてないのであれば、十分Webライターとして活動していけるでしょう。

    どんな領域にも好奇心旺盛な人

    ライターが執筆する記事のジャンルは多岐に渡ります。

    仕事の依頼内容によっては、自分が詳しくない分野のリサーチや取材が必要です。恋愛領域が得意なWebライターさんが、ビジネス領域の記事を執筆するケースもあります。

    そんなときに好奇心がないと、担当する領域に対して興味が持てず、リサーチしてもうまく内容が入ってきません。当然質の良い記事を執筆できないため、仕事の依頼者から切られてしまうケースもあります。

    Webライターとしてやっていく以上、どんな物事にも好奇心を持てる人でなくてはいけません。

    どのようなジャンルの記事でも臆することなく、知識の幅を広げながら記事を書いていくことが、活躍できるWebライターへの第一歩です。

    些細なところに気を配れる人

    ライターは記事の執筆や入稿の際、クライアントから細かなルールやマニュアルを指定されます。誤字・脱字や正しい言葉の使い方についても気にかけながら執筆することが重要です。

    いくら書くスピードが速く良い内容の記事が書けたとしても、ルールや表記が守れていないと、クライアントからの印象が悪くなってしまう可能性があります。

    クライアントから信用されるためにも、書いた記事は自分自身で細かくチェックしましょう。記事のチェック方法として、「何度も音読をする」「誤字脱字のチェックツールを利用する」「Wordの読み上げ機能を利用する」などがあります。

    記事のチェックをしっかり行うことは、ライターとして大切な仕事です。

    1人で黙々と作業ができる人

    ライターは、基本的に1人でパソコンに向かって仕事をします。

    1人で長時間黙々と作業できる方は、ライターとして大きな強みとなります。

    ただ、「ライターにコミュニケーション能力は必要ない」ということではありません。

    クライアントと打ち合わせや記事のやりとりをする際に、コミュニケーション能力は重要です。

    クライアントとはチャットやメールでのやりとりがメインとなるため、口頭で話す以上に送る文面には注意を払う必要があります。

    自分で体調をコントロールできる人

    ライターは、座ったまま仕事をします。また、多くのライターは在宅ワークであるため、運動量が一般の会社員よりも少なくなりがちです。

    運動不足は、メンタルの不調や肩こり、頭痛などの不定愁訴を引き起こし、仕事に悪影響を及ぼします。

    「1日30分は外を歩く」「毎日筋トレをする」など、適度な運動が体調の維持に大切です。

    ライターとして生計を立てるためには、自分で自分の体調をしっかり管理できるようにしましょう。

    Webライターに向いていない人の3つの特徴

    ライターは誰でも簡単にできると考えている方がいるかもしれません。。確かにライターは日本語さえ正しく使えれば、誰でも手軽に始めることができる仕事です。

    しかし、本当に簡単であれば、ライターを始めた誰もが大きく活躍しているはずです。

    では、ライターの中でも活躍できる人、できない人がいるのはなぜでしょうか。

    ライターとして上手くいかない人の特徴から、ライターに向いていない人・適性がない人の3つの特徴を解説します。

    【実情】Webライターはやめとけって本当?リアルな本音や儲からないワケをプロが教えます

    最初から大きく稼ぎたいと考えている人

    ライターは、誰でも気軽にチャレンジできる職業であることは事実です。しかし、最初から楽をして何十万と大きく稼げる職業ではありません。

    ライターの仕事は、記事を書き、クライアントの役に立つことで初めてお金がもらえます。つまり、価値提供ができなければお金を稼ぐことは不可能です。

    また、最初は比較的安い単価で記事を書いていく方がほとんどであるため、20万、30万と大きく稼ぐことはできません。ライターは地道に努力し続ける必要がある職業です。

    人に管理されないと動けない人

    ライターは、基本的に自己管理の仕事です。営業や執筆、スケジュール管理もすべて自分自身で行います。

    生活できるかできないか、すべて自分自身の管理能力によって決まるといってもよいでしょう。

    よって、人の目を気にしながらしぶしぶ仕事をしたり、人から言われたことしかやらなかったりする人は、ライターを始めとする個人事業主系の仕事には向いていないです。

    まずは、スケジュール管理をしっかり行い、自分のやるべきことをしっかりこなすことから始めましょう。

    人から指摘されることが嫌な人

    人に管理されないと動けない人はライターに向いていませんが、人から指摘される度に気分が悪くなる方もライターには向いていません。

    ライターとして活動していくにあたり、必ず「修正」を乗り越えなくてはならないためです。

    修正時は、編集者から「ここはこうしましょう、ここはこのように書いてください」と指摘されます。編集者にもいろいろな人がいるため、一概にはいえませんが、編集者の指摘で毎回気分を悪くする方は、ライターとして仕事をしていくことが難しいでしょう。

    編集者からの指摘は、素直に受け取った方が精神衛生上も良いですし、ライティング力の向上にもつながります。

    Webライターの種類や仕事内容によっては適性がある場合も

    今現在ライターとして活動している人の中には、ライターの仕事が向いていないと感じている人もいるでしょう。

    しかし、ライターには記事のタイプによってさまざまな仕事があります。たとえ今のライターの仕事が合っていなくても、記事のタイプが異なれば、向いているかもしれません。

    ここでは代表的なライターの仕事内容ついて解説します。自分がチャレンジしたい仕事を今一度考えてみてもよいでしょう。

    Webライターとは|3種の仕事内容や適性を解説!今からなるにはどうすればいい?

    SEOライター

    SEOとは、Search Engine Optimaizationの略で、「検索エンジン最適化」という意味です。検索結果に上位表示される記事を作るライターのことを、SEOライターと呼びます。

    SEOライターは、インターネットや書籍で調べた情報をまとめて、ユーザーにとって有益かつ高品質なコンテンツを書きます。SEO記事の需要は近年増加傾向にあり、Webライターを始める人であれば多くの人が経験したことがある仕事です。

    そんなSEOライターは、「検索キーワードから読者のニーズを汲み取れる人」が向いています。

    SEO記事の執筆は、Webライティングの基本でもあるため、初心者はまずSEO記事の仕事から始めてみましょう。SEO記事が書けるようになれば、他の仕事にも取り組みやすくなります。

    【上位表示率80%】SEOライティングのチェック項目6つを現役のプロライターが解説します

    インタビューライター

    インタビュー記事を書くライターのことをインタビューライター、もしくは取材ライターといいます。

    インタビューライターは、対象者にインタビューをし、対象者の想いや価値観を引き出し1つの記事にまとめる仕事です。

    読者の悩みを解決する事実を端的に書いていくSEO記事が苦手な方は、インタビュー記事に挑戦するのも1つの手です。インタービュー記事は対象者の想いを、より感情的に読者に訴えかける形で書きます。

    人の話を聞くことが好きな人や、よりリアルで想いのこもった記事を書きたい人に、インタビュー記事は向いています。

    インタビュー記事がどんなものか詳しく知りたい方は、求人サイトでよく見かける「採用担当者の声」を特集する記事を読んでみましょう。採用者の想いや会社のアピールポイントなどが、ライターによって上手くまとめられています。

    セールスライター

    商品やサービスを売ることに特化したライターをセールスライターといいます。

    メールマガジンやセールスレター、商品のランディングページ(検索結果や広告などを経由して訪問者が最初にアクセスするページのこと)などのライティングが主な仕事内容です。

    マーケティングの知識があり、文章を書いて物を売ることに興味がある方は、セールスライターに挑戦してみましょう。

    セールスライティングも、インタビュー記事同様、人の感情に訴えかけるような文章が書きたい人におすすめです。

    まとめ

    ライターに向いている人の特徴として、文章をたくさん書くことに抵抗がない人、好奇心旺盛な人などの特徴を挙げました。

    しかし、今回挙げた特徴にすべてぴったりと合う必要はありません。結局、ライターに限らず仕事というものは実際にやってみないと、適性があるかどうかわからないためです。

    本記事で挙げた特徴に沿うことも大切ですが、ライターになりたいという思いが強いのであれば、まずは今すぐクラウドソーシングや求人サイトを利用して仕事に応募してみましょう。

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