サラリーマンやOLなどの副業として、インターネット上の記事を作成する「Webライター」の副業が注目を集めています。
SNS上で活動するWebライターの活躍を見て、「自分もやってみたい!」「Webライターの副業に興味が湧いてきた」と考えている方もいるのではないでしょうか。文章で人の心を動かし、ユーザーの悩みを解決するWebライターは非常にやりがいのある魅力的な副業です。
しかし未経験からWebライターの副業を始めて、絶望する方が一定数いるのも事実です。「思ったように稼げなかった」「単価が安すぎてバイトしたほうがマシだった」などの声もあります。
このように絶望してしまうのは、きちんとWebライティングの基礎的なスキルを身につけず、副業を始めてしまっているからです。文章力やSEO対策などのスキルもなく、副業Webライターで活躍できるほど甘い世界ではありません。
そこで本記事では、副業Webライターで稼げる収入や現実的に月3万円稼ぐためのロードマップ、メリット/デメリットを解説します。
2020年6月にアフィリエイトサイトを立ち上げ、2022年9月に事業売却。現在はクライアントのオウンドメディア運用代行やLP制作、SEOコンサルティングを担当しつつ、マンツーマンWebライタースクールWORDGYMを創業。未経験・初心者Webライターの指導・相談数は、のべ100名以上。徹底したマンツーマンサポートで、しっかり読者に価値提供ができるライターに育成するのが得意。
>>過去の執筆実績など、詳細なプロフィール情報はこちら
ムダな手順を省いたWebライターの始め方ガイド|プロが未経験向けに解説
人の悩みを解決するWebライターという仕事を始めませんか?
- プロがマンツーマンでWebライティング学習をサポート
- 半年以上をかけて制作したオリジナル学習教材で知識をインプット
- 自然とスキル・知識が身につくアウトプット課題
- 現役のプロにも負けないワンランク上のポートフォリオ制作
- ブランド価値の高い有名Webメディアで報酬ありの卒業制作
副業Webライターとは
副業Webライターとは、その名のとおり本業がある人が会社終わりや土日や祝日などの休日を使って、Webライターの仕事をすることです。
インターネット上に掲載する記事やインタビュー記事、ランディングページ(商品販売に特化したWebサイト)の文章作成など、仕事内容は多岐に渡ります。
- 競合記事のリサーチ
- 記事の企画・構成絵作成
- 記事執筆
- 記事の校閲・編集
- WordPressへの入稿
- テキストの装飾
- 画像の選定
そんなWebライターは、数ある副業の中でも注目を集めています。2023年5月にマンツーマンWebライタースクールWORDGYMが副業を検討している方100名を対象にした調査したデータでは、100人中30人が「副業を始めるならWebライターをやってみたい」と回答しています。
データ入力の副業におよばないものの、プログラマーや動画編集よりもWebライターの副業のほうが気になっている人が多いということがわかりました。
Webライターとは|3種の仕事内容や適性を解説!今からなるにはどうすればいい?
副業Webライターを始めるうえで気になるポイント
副業Webライターを始めるうえで、気になるポイントはクリアにしておきましょう。後述で解説する内容が理解しやすくなりますし、副業Webライターへのモチベーションも上がるはずです。
- 副業Webライターの収入・時給はいくら?
- やめとけって聞くけど怪しい仕事じゃない?
- 副業Webライターの今後の需要はなくなるって本当?
副業Webライターの現実的な収入・時給はいくら?
副業Webライターの収入は一概に算出することはできません。人によって収入は大きく異なりますし、文字単価や記事単価など報酬の形態もバラバラだからです。
具体的な体験談をもとにリアルな月収・報酬が知りたい方は以下の記事もご覧ください。
広報で働く一児のママが副業Webライターをやってみた|実際の収入と獲得案件を大公開
また副業で取れる時間も人によって大きく違います。一概にWebライターの収入は〇〇円と言えないのが実情です。
とはいえおおよその金額を算出することはできます。
そこで多くのWebライターを育成し、数多くの記事ディレクションを行う筆者がおおよその収入や時給を算出してみました。
- 週1日で働く場合:月収15,000円
- 土日で働く場合:月収30,000円
- 週4日で働く場合:月収40,000円〜60,000円
時給で換算するとおおよそ、700円〜1,200円の間です。1記事あたりの原稿料は7,000円〜12,000円を想定しています。(1記事あたりにかかる時間は10時間)
上記の単価のケースで週1日で稼働した場合、2日かけて1つの原稿、トータルで2記事作成したら、月収は14,000円です。
しかし上記のような単価は副業Webライターとして慣れてきた場合のケースです。上級者になるとWebライターの副業収入で10万円以上、時給で3,000円を超える場合がありますが、初心者のうちは時給換算で500円を切ると考えておくほうが賢明です。
副業Webライターとして稼ぐためには、それなりの経験やスキル、そして文章を執筆することに対する慣れが求められます。もし副業Webライターで稼ぎたいなら、それなりの努力と継続力が必要だと覚えておくとよいでしょう。
初心者Webライターの年収事情を育成のプロが暴露|年収があがらない人の行動・思考パターンとは?
やめとけって聞くけどWebライターは怪しい仕事じゃない?
副業未経験の方からすると、「Webライターって怪しい仕事じゃないの?」「詐欺にあって騙されたりしたい?」と不安に思う方もいるかもしれません。
実際にGoogleの検索窓にWebライターと入力すると、関連キーワードとして「Webライター やめとけ」「Webライター 怪しい」と表示されます。不信感を覚えるのは仕方がないことです。
ただ1つ言えるのは、Webライターは決して怪しい仕事ではないということ。
上場企業や有名企業でも正社員や業務委託としてWebライターを募集しているケースがあります。「怪しい仕事なのでは?」と不安になる必要はありませんよ。
またWebライターは文章力という一生モノのスキルが身につく職業。やらないよりは確実にやったほうがいいですし、インターネットで検索する読者の悩みや不安を解決するやりがいのある仕事です。
1部ネガティブなキーワードが見受けられるのは、詐欺まがいの案件が存在していたり、極端に報酬が少なかったりなどのケースがあるからです。ただこれはどの業界にもいえることです。
大事なのは「職業=怪しい」と思うのではなく、怪しいと言われている背景を分析することです
Webライターの副業を始めるにあたって、必要以上に不安を覚える必要はありません。ただし詐欺まがいの案件には注意するようにしましょう。
【実情】Webライターはやめとけって本当?リアルな本音や儲からないワケをプロが教えます
副業Webライターの今後の需要はなくなるって本当?
副業Webライターは今後も高い需要が見込めます。将来性も期待してよいでしょう。
理由はシンプルで、文章というコンテンツは一生なくならないからです。一部動画などに形態は変化しているものの、ユーザーの心動かしているのはWebライターが書いた台本やシナリオなどの文章です。
つまり時代が変化しようとも、すべてのコンテンツの基盤は文章で成り立っているため、ユーザーの心を動かすライターという職業の需要はなくならないというのが見解です。
そして本当に価値のある文章を書けるWebライターはまだまだ少ないのが現状。あなたがしっかり文章力を身につけ、読者の心を動かす文章を書けるようになれば、10年後、20年後でも安定して十分に活躍できるでしょう。
とはいえ「WebライターはAIに仕事を奪われやすいのでは?最近chatGPTってAIツールもでてきてるし」と不安になる方もいるはず。そちらについては下記の記事でくわしく解説しています。
※記事を用意しています。恐れ入りますがしばらくお待ちください
スキルなしではきつい?未経験の副業Webライターの実情
スキルなしで活躍できるほど、Webライターの世界は甘くありません。
スキルがなければクライアントを獲得できませんし、案件を獲得できても単価が非常に低い傾向にあります。
実際に未経験から副業Webライター始めた人の中には、半年以上、文字単価0.3円の案件を継続している人もいます。本人は一生懸命努力をしていますが、スキルがないと低単価の案件をやるしか選択肢がないのが実情です。
このような結果、「Webライターは副業として稼げない」と各方面で言われています。もしかしたらあなたも耳にしたことがあるのではないでしょうか。
そのため未経験だとしても、副業Webライターとして稼ぐためには以下のようなスキルを身につけていく必要があります。
- 基本的な文章力
- SEO対策
- パソコンスキル
- タイピング力
上記は未経験から副業Webライターを始める人にとって、必要最低限のスキルです。最初はスキルを持っていなくても大丈夫です。案件を経験していくにつれ、上記のスキルを身につけることを意識し、レベルアップする必要があります。
日頃からタイピングの練習をして案件を納品するスピードを上げる、SEO対策のアルゴリズムの変化を理解するなど、低単価で買い叩かれないようにしましょう。
ここがきついよWebライター|大変でも3年以上ライターを続けている理由まとめ
副業Webライターのロードマップ|未経験でも現実的に月3万円稼ぐための手順
副業Webライターとして現実的に月3万円を稼ぐ手順をまとめました。
- Webライターの副業を始める目的を決める
- 自分の強みや得意ジャンルを明確にする
- 副業するために必要な時間・スケジュールを確保する
- 働く環境を整備する
- 基礎知識を身につける
- クラウドソーシングで求人を見つける
Webライターの副業を始める目的を決める
あなたが副業Webライターを始める目的(最終的に達成したいゴール)はどのようなものでしょうか。
目的が不明瞭だと、せっかく副業Webライターを始めても失敗する確率が高いです。これから何をやっていくべきか、目的から逆算して具体的な目標を立てられないからです。
その結果、副業Webライターの道からそれてしまい、ほかの副業に目移りする、モチベーションが下がるなどして、挫折につながってしまいます。
そうならないためにも、まずは副業Webライターを始める目的から決めていきましょう。
- Webライターの働き方を実現して子供が帰ってきたときに「おかえり」と言ってあげたい
- 収入を安定させて余裕のある生活を実現したい
- いずれは独立して趣味と仕事を上手く両立させたい
上記のような目的が定まると、おのずと取るべき行動が明確になるのではないでしょうか。◯◯を実現したいから、副業Webライターを始めましたと自信を持って言えるようになりましょう。
自分の強みや得意ジャンルを明確にする
副業Webライターとして月3万円稼ぐなら、自分の強みや得意ジャンルを明確にしましょう。
副業で取れる時間は限られるため、なるべく自分の強みを活かし、時間対効果をあげる必要があります。
あなたが美容のジャンルに強みを持っているとしましょう。金融のジャンルで記事を書くよりも、美容のジャンルのほうが圧倒的にはやく執筆できるはず。すでに知識が頭に入っており、インプットの手間が省けるからです。
- 美容ジャンルの記事単価1万円:納品まで5時間=時給換算2,000円
- 金融ジャンルの記事単価1万円:納品まで10時間=時給換算1,000円
つまり副業Webライターは、自分が強みを活かせるジャンルや得意ジャンルを獲得したほうが稼ぎやすいということ。
- 経歴から分析する
- 趣味から分析する
- 興味のあることから分析
もしあなたが経理事務の経歴があるなら、バックオフィス関連のジャンルが得意となるでしょう。趣味が投資なら釣り関連の記事が執筆できます。
Webライターには専門性が欠かせない!専門領域を極めてAIに負けない人材になろう
副業するために必要な時間・スケジュールを確保する
副業を始めるなら必要な時間を確保しなければいけません。だいたいの人はいつ時間を作って副業をやるのかを決めないため、グダグダになってしまい挫折してしまいます。
「空いた時間に副業すればいいや」という考え方は危険ですよ。やらない理由を作りやすいですし、数ヶ月経つと「そいえば副業なんてやってたっけ?」とWebライターの副業のことなんて忘れてしまいます。
あらかじめ副業の時間を確保しておけば、それどおりに行動するだけです。
- 通勤前に1時間だけ確保して副業する
- 会社から帰宅後、夕食をとる前に2時間だけ副業する
1つの原稿を作るのにだいたい10時間かかるとして、記事単価が1万円であれば、月3万円稼ぐためには30時間ほどの副業の時間を確保しておくとよいでしょう。
つまり通勤時間前に毎日1時間Webライターの副業をやれば、月3万円の副業収入が実現できますね。同じ時間で月3万円以上稼ぐなら、執筆スピードを上げたり、単価を上げたりなどの努力が必要です。
「いやいや、そんな時間ないよ!」ということなら、無駄な時間を削って副業の時間を確保してみてはいかがでしょうか。テレビやスマホを見る時間を1時間減らす、買い物に行くのをやめるなど、副業の時間の作り方はさまざまです。
稼ぎたい金額から逆算して、副業の時間を確保してみてください。
働く環境を整備する
Webライターの仕事をするなら、働く環境を整備しましょう。
パソコンやインターネット環境、Googleのツールなど、Webライターの業務を始めるにあたって必要なものはたくさんあります。
とくにパソコンは必須です。これがないと文章書けませんからね。
おすすめのノートパソコンは「MacBook Air」か「Chromebook」です。あなたの目的にもよりますが、まずこの2つを選んでおけば間違いないでしょう。
ここでの注意点を上げるなら、Webライティングの業務に対して必要以上のスペックの環境を導入しないことです。Webライターはあくまで文章を執筆し、原稿を作るのが仕事のため、高性能のパソコンやWiFiルーターは必要ありません。
環境にお金をかけるくらいなら、スクールや本などの自己投資に使うほうが賢明でしょう。
Webライターの必需品6選|最低限準備すべき必要なものまとめ
基礎知識を身につける
Webライターの副業を始めるにあたって、基礎知識の習得は非常に重要です。
基礎となる知識がないと読者やSEOを意識した文章を書けません。高いクオリティの記事を作れないため、案件に採用される確率が下がります。
とくに1記事あたりの単価1万円以上を目指すなら、基礎的な文章力があるか、SEOの知識を理解できているかなどが、採用される際の評価項目となります。副業で効率よく稼ぐためにも、この辺りの基礎知識はマストと考えておいてください。
Webライティングにおける基礎知識の習得方法は以下のようにさまざまです。
- 本で基礎知識を習得する
- 動画講座で基礎知識を習得する
- スクールで基礎知識を習得する
未経験独学からWebライターの勉強を成功させる秘訣|育成のプロがわかりやすく解説
最初は本で学習し始めるとよいでしょう。筆者が選ぶオススメの本は以下のとおり。
- 沈黙のWebライティング
- 「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた
この辺りの本は、「SEO対策」「Webライティング」「基礎的な文章力」など、Webライターの基礎知識が習得できます。
【レベル別】Webライターの入門書としておすすめの本5選|選び方も4つ解説
クラウドソーシングで求人を見つける
基礎知識を習得できたら、クラウドソーシングでWebライターの求人を見つけましょう。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- ココナラ
クラウドソーシングに登録しすぎても管理しきれないため、まずは上記の3つに登録してみてください。
【2023】Webライターにおすすめのクラウドソーシング12選|複数登録で安定して案件を獲得しよう!
登録が完了したら案件獲得に向けて行動しますが、基本的に文字単価1円以上の求人を狙いましょう。「基礎知識を身につける」で解説した知識が身についていれば、十分に案件を獲得できる可能性があります。
文字単価1円→3万文字で月3万円の副業収入
>>1時間あたり1,000文字執筆できると仮定し達成までおおよそ30時間、毎日1時間の取り組みで月3万円の副業収入を実現
未経験からWebライターになるには?図解を交えて道のりをわかりやすく解説
副業Webライターのメリット
Webライターの副業には、動画編集やプログラミングにはないメリットがあります。
- スキマ時間に仕事ができる
- 案件数が多いから初心者でも獲得しやすい
- 論理的な思考が身につき本業にも役立つ
Webライターのメリット・デメリット計11選|ほかの職業にはない魅力も教えます
スキマ時間に仕事ができる
Webライターの仕事は、スキマ時間に仕事ができる点が魅力。
「通勤時間の合間に担当するテーマの情報をリサーチしてまとめる」「友達との飲み会までの時間に記事構成を作っておく」など、ほんの少しのスキマ時間にでも仕事ができます。
筆者は本業としてWebライターを実施していますが、洗濯機を回している間など、スキマ時間を活用して仕事に取り組むケースがあります。
会社員として働く人の中には、忙しくてなかなか副業の時間が取れない方もいるかもしれません。10分や20分程度のスキマ時間で取り組めるWebライターの副業は、非常に魅力的に映るのではないでしょうか。
案件数が多いから初心者でも獲得しやすい
Webライターの案件数は、プログラミングやWebデザインと比べて多い傾向にあります。
1つのWebメディアで何十個、何百個と記事を作成するからです。ホームページのように1つ、2つ作って終わりではありません。
そのためクラウドソーシングなどのプラットフォームでは、多くのWebライターの案件が掲載されています。案件の掲載数が多いぶん、ライバルが分散されて、初心者でも獲得できるチャンスが回ってきやすいです。
副業として大きな魅力となるのではないでしょうか。
論理的な思考が身につき本業にも役立つ
Webライターを始めると、論理的な思考が身につきます。
読者に伝える内容をわかりやすく伝えたり、要約したりするからです。
身についた論理的な思考力は、本業でのプレゼンテーションや上司に報告する際にもよい影響をもたらします。もしかしたら上司や同僚から「話し方が上手くなった?」と言われるようになるかもしれません。実際に筆者は言われたことがあります!
継続して思考力を身につけていけば、昇給などにつながる可能性もあるでしょう。
副業Webライターのデメリット
当然ながら副業Webライターにはデメリットも存在します。
- 初心者のうちは単価が低く稼ぎにくい
- 文章を書くのに時間がかかる
- スケジュールの管理に追われる
初心者のうちは単価が低く稼ぎにくい
Webライターの副業は日本語が書ければ取り組めるため、始めやすい傾向にあります。
しかしスキルや実績がない初心者のうちは、単価が低く稼ぎにくいのが現状です。せっかく副業として始めたものの、文字単価0.5円の案件しか獲得できず、時給換算にすると500円だったという事例も珍しくありませんよ。
正直Webライターの副業をやるよりも、バイトや残業したほうがマシだったなどの声も多いでしょう。
副業として会社員以上の給料を稼ぎたいなら、継続して努力する必要があります。
- 質の高い記事を納品してクライアントから高い評価を獲得する、
- 検索結果で上位表示を獲得した実績を作る
上記のように徐々に単価を上げていくための努力の仕方はさまざまです。初心者のうちは稼ぎにくいことを理解し、徐々に単価を上げていくための努力をしましょう。
文章を書くのに疲れる
初心者のうちは文章を書くことに慣れていません。
1,000文字執筆するだけで、3時間以上かかるケースも。かなりの時間を必要としますし、それによって肉体的な疲労やストレスが溜まることもあるでしょう。
ただでさえ本業で疲れているのに、副業のWebライターの業務でさえ疲れるのは大きなデメリットです。
もちろん文章を書くことに慣れてくれば、初心者の頃よりもストレスや疲労は軽減していきます。それまでは、なるべく文章の執筆に疲れないような対策を試みるとよいでしょう。
- 執筆が進まないと思ったら一旦休む
- 執筆する前に内容を要約してまとめておく
- 文章の型を覚える
スケジュールの管理に追われる
Webライターは1人で仕事をするわけではありません。
仕事を発注してくれるクライアントという存在がいて成り立ちます。案件によっては、「いつまでに記事を納品してほしい」というクライアントの要望があるため、案件をこなす以上スケジュールに追われることになるでしょう。
いわゆる学校の課題みたいなものです。先生(クライアント)が指定した提出日(納期)までに提出しないと評定(評価)が下がり、後々の活動においてデメリットとなります。たとえば推薦がもらえなくなったりとか、、Webライターでいう案件の紹介ですね。
自己管理できず納期ギリギリまで対応せずにいると、平日だとしても夜遅くまで副業に取り組まなければいけません。「明日も本業の仕事があるのに、、」と大きなストレスを抱えてしまうことになるでしょう。
クライアントありきの仕事をするなら、スケジュール管理はつきものです。その点をしっかり理解して、副業Webライターに取り組むとよいでしょう。
Webライターの副業を始めるときのチェックポイント
副業Webライターを始める前に、以下の項目を確認しておきましょう。
- 勤めている会社で副業禁止の規則があるか確認
- 稼いだ金額によっては確定申告が必要
勤めている会社で副業禁止の規則があるか確認
まずはあなたが勤めている会社で副業禁止の規則があるか確認してください。
国が副業を推進しているとはいえ、まだまだ副業禁止の規則を定めている会社が多いのが現状。
副業禁止の規則があるにもかかわらず、知らずのうちに副業Webライターを始めてしまうと、後々バレたときに後悔する事態になるかもしれません。
たとえば社内で居づらくなる、減給の対象となる、昇進が見込めなくなるなどです。散々注意されていて、副業により本業へ大きな支障をきたしている場合は、クビを通告される場合もあるかもしれません。
(副業・兼業) 第70条
労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる。 2 会社は、労働者からの前項の業務に従事する旨の届出に基づき、当該労働者が当該 業務に従事することにより次の各号のいずれかに該当する場合には、これを禁止又は 制限することができる。 ① 労務提供上の支障がある場合 ② 企業秘密が漏洩する場合 ③ 会社の名誉や信用を損なう行為や、信頼関係を破壊する行為がある場合 ④ 競業により、企業の利益を害する場合
引用:モデル就業規則|厚生労働省
上記のようなリスクを事前に防ぐためにも、あらかじめ会社に副業に取り組みたいことを伝えておくとよいでしょう。もしそれでも取り合ってもらえないなら、会社にバレずに副業を取り組むのも1つの手段です。
参照:副業がばれたらどうなる?ばれた際の対処法とばれないための全知識|お金の法則
- 誰にも副業していることを話さない
- 確定申告をきちんとする
- 住民税の対策をきちんとする
- 給与所得のアルバイトを副業にしない
※ただし会社にバレない対策を取り副業を始める場合は、自己責任で実施してください。
稼いだ金額によっては確定申告が必要
Webライターの副業で稼いだ金額によっては、確定申告が必要です。
副業で確定申告が必要になるのは、副業による所得が20万円を超えたときです。
給与所得者が副業によって20万円以上の所得を得た場合には、本業の勤務先での年末調整とは別に、個人で確定申告を行う必要があります。給与所得者とは、会社員やパート、アルバイトなど、労働の対価として勤務先から給与を受け取っている人のことです。
引用:副業は確定申告が必要?判断基準や確定申告の手順などを詳しく解説|弥生 確定申告安心ガイド
確定申告の義務があるにもかかわらず確定申告をしなかったとすると、さまざまなリスクがあります。たとえば無申告加算税や延滞税が加算されるなどのケースです。
つまり余計な税金を多く支払う必要があります。
もし確定申告に不安があるなら、一度税理士に相談してみましょう。確定申告の時期になると、自治体や公的機関によって相談できる場所が設けられているケースがあります。
税金について不安なところは自分だけで抱え込まずに、プロフェッショナルに相談するのが賢明です。
副業するならブロガーとWebライターどっちがおすすめ?
副業として始める職種を選ぶ際、Webライターと比較されがちなのがブロガー。
実際に筆者のもとにも「副業やるならブロガーとWebライターどっちがいいですか?」という質問がよくきます。結論からいうと、あなたの目的によってどちらの副業が最適か異なります。
自分のペースで副業したいならブロガー
自分のペースで副業をしたいなら圧倒的にブロガーをオススメします。
クライアントの存在がないため、副業のスケジュールを管理する必要がありません。納期がないため自分を優先して副業に取り組めます。
読者のニーズに合わせるのは大前提として、基本的に自分なりの表現やルールで執筆できるため、ライティングの活動におけるストレスも少なくて済むでしょう。
ただしブロガーは稼げるようになるまでに膨大な時間を必要とします。
早くて半年、一般的に1年以上の時間がかかります。実際に筆者はブロガーからキャリアをスタートして、Webライター兼Webディレクターとしても活動していますが、ブロガーとして月5万円以上の収入を確立できたのはブログを開設してから1年後です。それまでは不定期に7,000円ほどの報酬が発生するだけでした。
ブロガーはマイペースで働ける点が魅力ですが、収入を手に入れられるまでに時間がかかる、最悪収入を手に入れられないなどのリスクがあることを覚えておくとよいでしょう。
最初から確実な副業収入を得たいならWebライター
最初から確実な副業収入を得たいならWebライターをオススメします。
原稿を作成しクライアントに納品すれば確実に報酬を得られるからです。ブロガーのように商品紹介の記事を作成して、売れなければ報酬が入ってこないという仕組みではありません。
こなした業務に対する対価はクライアントから確実に得られます。取り組んだぶんだけ副業の収入が増えますし、初心者のうちから月3万円の副業収入を確立するのもそう難しくはありません。
ただしWebライターは労働集約型の仕事であるため、お金を得るためには一生働き続ける必要がある点が懸念となるポイント。
もしいずれは労働せずとも稼ぎたいという目標があるなら、Webライターからキャリアアップしてディレクターサイドを目指すか、ブロガーなどの資産を作る副業にキャリアチェンジする必要があります。
このようにどちらの副業も良し悪しがありますし、どちらを選んでも間違いではありません。自分の目的に沿った副業を選ぶとよいでしょう。
Webライターにブログをおすすめするワケ|悩んだらどっちを始めるべき?
副業Webライターに関するQ&A
副業Webライターでよくある質問をまとめました。
大学生でもできますか?
- Q大学生でもできますか?
- A
大学生でもWebライターの副業はできます。大学の講義の空きコマやサークルに参加するまでの時間に取り組みやすいため、Webライターは大学生におすすめの副業です。アルバイトやインターンとしてWebライターを始めてみてはいかがでしょうか。
大学生からWebライターを始めるならインターンへの参加がおすすめ!求人サイトや挑戦すべき理由を解説
副業禁止の会社に勤めているけど稼いでもバレないですか?
- Q副業禁止の会社に勤めているけど稼いでもバレないですか?
- A
住民税によって少なからずバレる可能性があります。バレずに対処する方法もありますが、勤め先の会社とトラブルを起こさないためにも、一度話し合うほうが賢明です。
在宅でも副業Webライターとして働けますか?
- Q在宅でも副業Webライターとして働けますか?
- A
Webライターの副業は在宅で働くのが基本です。出社するケースはほとんどありません。在宅ではなくともカフェやコワーキングスペースで働くといったことも可能です。
副業で稼ぐためにはスクールは必要ですか?
- Q副業で稼ぐためにはスクールは必要ですか?
- A
独学でも副業Webライターとして活動することはできます。しかしスクールを活用して、現役で活動するプロフェッショナルな人材に知識やノウハウを教えてもらうことで、最短で実現したい働き方を叶えられる可能性があります。自身の目的に合わせて検討してみるとよいでしょう。
まとめ|副業Webライターはあなたもできる!
本記事では複業Webライターとして稼げる金額のモデルケースや始めるメリット、月3万円稼ぐロードマップを紹介しました。
Webライターの副業は非常に魅力的です。スキマ時間に働くことができ、スキルアップできれば大きな収入源を確保できます。記事を通して読者の心を動かしたり、人の悩みを解決したり、やりがいのある仕事です。
とはいえ副業Webライターとして活躍するのは簡単ではありません。未経験からWebライターの副業を始めても、0.5円の案件しか獲得できないケースもあります。
納得のいく単価の案件を獲得していくためには、クライアントが求めるレベルのスキルの習得が必要です。たとえ未経験から始めるとしても、案件を獲得する前に基礎的な知識を押さえておくとよいでしょう。そして案件の経験を積んでいくうちに、文章力やSEO対策などのスキルの精度を上げてください。