理想のワークライフを叶えるために、「Webライターとブロガーどっちを始めればいい?」「そもそも違いは?」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
「Web上に掲載する文章を執筆する」「読者の疑問を解決する」などの共通点はありますが、収入の形態や特徴はまったく異なります。どちらか始める際は、両者の違いを明確にし、自分の目的に適したほうを始めないと時間を無駄にしてしまいます。
本記事では、Webライターとブロガーの違いをおさらいしたうえで、ブログをおすすめする理由や仕事の獲得にブログを効果的に活かす豆知識を解説します。
2020年6月にアフィリエイトサイトを立ち上げ、2022年9月に事業売却。現在はクライアントのオウンドメディア運用代行やLP制作、SEOコンサルティングを担当しつつ、マンツーマンWebライタースクールWORDGYMを創業。未経験・初心者Webライターの指導・相談数は、のべ100名以上。徹底したマンツーマンサポートで、しっかり読者に価値提供ができるライターに育成するのが得意。
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Webライターとブロガーの違いをおさらい
そもそも「Webライターとブロガーの違いがわからない」という人も多いのではないでしょうか。
WebライターとブロガーはどちらもWeb上で文章を書く仕事です。
似ているように思えますが、収入源や仕事内容が異なります。
それぞれの違いを確認していきましょう。
概要 | 特徴 | |
Webライター | Web上に掲載する記事を執筆する | ・クライアントから指示された記事を入稿する ・主な仕事内容は記事や構成の作成・収入は文字単価で決まることが多い・仕事を獲得できればすぐに収入を得られる |
ブロガー | ブログを運営して記事を執筆する | ・自分の好きな内容の記事を掲載する・ブログの運営から記事の作成まで全て行う・収入はアフィリエイトによる成果報酬・収入が発生するまでに時間がかかる |
Webライターとは
WebライターとはWeb上に掲載する記事の執筆を行う仕事です。
クライアントから依頼を受け、指定された内容の記事や構成の作成を行います。
Webライターのメリット
- ルールやマニュアルがあるため仕事を進めやすい
- 仕事を得られればすぐに収入を得られる
- 書けば書くほど収入を得られる
Webライターのデメリット
- クライアントによっては厳しいルールがある
- クライアントからフィードバックを受ける
- 納期を守らなければいけない
- 書かなければ収入を得られない
- 書いた記事は自分の資産にならない
記事を書くときは、クライアントに指定された書き方のルールに沿って執筆します。マニュアルが用意されている案件も多く、初心者でも良質な記事を作成しやすいです。
具体的な書き方のルールとしては「話し言葉」ではなく「ですます調」で統一することがあげられます。案件には納期が決められており、指定された期日までに入稿を済ませます。
ルールに沿っていない場合や、間違いがあるときはフィードバックがあります。
フィードバックを受けたときは修正して再提出しなければなりません。
Webライターの収入は「文字単価」で決まることが一般的です。
たとえば、文字1円の記事を5,000文字書いたとすると、その報酬は5,000円になります。仕事をして得た報酬は、月末や翌月末などに受け取ることができます。
Webライターの仕事は働いた分の報酬が入る「労働収入」です。
記事を書けば収入を得られますが、書かなければ収入はありません。また、書いた記事の所有権はクライアントに譲渡することになります。
クライアントから依頼を受けて書いた記事を、無断で公開することは禁止されています。
つまり、Webライターの仕事は即金性があるものの、資産性は少ないということです。
Webライターとは|3種の仕事内容や適性を解説!今からなるにはどうすればいい?
ブロガーとは
ブロガーとはブログを運用して記事を執筆する仕事です。
仕事として収益を上げている人のほかに、趣味で日記を書いている人のことも「ブロガー」といいます。
ブロガーのメリット
- 好きな記事を自由に表現して書ける
- 納期がなく時間に追われることがない
- 書いた記事が自分の資産になる
- 不労所得を得られる可能性がある
ブロガーのデメリット
- 全て自分でやらなければならない
- 書いた記事の責任が伴う
- 記事を書いただけでは収入にならない
- 初心者がすぐに報酬を得ることは難しい
ブロガーが記事を書くときは、自分の好きな内容を自由に決められます。書き方のルールがないため「話し言葉」や「くだけた言葉」でも自由に表現できます。
ブロガーはサイトの運営や管理、記事の作成まで自分で行うスキルが必要です。
納期もないため、記事を書き続ける意思の強さも求められるでしょう。
ただし、ブログで誹謗中傷や誇大広告をして訴えられた場合は責任が伴います。
ブロガーの収入源は広告主からの「広告収入」です。ブログを見た人が広告をクリックして、商品を購入することで報酬を得られます。
ブログを見てもらえなかったり、商品を購入してもらえないと収入が発生しません。
つまり、ブロガーの収入は「成果報酬」ということです。
初心者から初月で収入を得られることは少ないと思っておきましょう。スタートから3〜6ヶ月間は無収入というケースも珍しくありません。
ブロガーの最大のメリットは「書いた記事が自分の資産になる」ことです。
たとえば、いま記事を書いたとして、それを見て商品を購入する人がいれば1年後や10年後でも収入を得られます。記事を見てくれる人が増えれば「不労所得」を得ることができます。
ブロガーの仕事は即金性はありませんが、資産性があるということです。
Webライター未経験・初心者にブログをおすすめするワケ
Webライター未経験・初心者の人であれば、ブログをおすすめします。
ここまでの説明で「ブロガーは難しそう」と思った人も多いでしょう。しかし、Webライター未経験者・初心者だからこそブログをやるべき理由があります。
- 募集者に自分の専門性やライティングスキルをアピールできる
- ブログをポートフォリオとして活用できる
- ブログから仕事を獲得できるようになる
- ライター以外の収入源を確保できる
- Webライターの上流の工程を経験できる
それでは、Webライター未経験者・初心者にブログをおすすめする理由を解説します。
募集者に自分の専門性やライティングスキルをアピールできる
ブログは自分のことを宣伝する看板ともいえます。
自分の経歴や趣味を活かして、自分の専門性をクライアントにアピールできます。
たとえば、転職のブログを運営していれば人材領域に強いことがわかるでしょう。
転職の案件を募集しているクライアントに「転職についての知識があるな」「依頼してみようか」と思ってもらえる可能性があります。クライアントは良質な記事を書けるライターを求めています。
専門性のある記事を書けば、その領域の案件を獲得しやすくなります。
さらに「元転職サイトエージェント」といった経歴があれば、高単価案件を獲得しやすいです。また、ブログは編集者などの手が加わっている文章ではありません。
いまの自分のライティングスキルをそのまま伝えることができます。
このように、ブログは自分の専門性やライティングスキルをアピールする場所になります。
ブログをポートフォリオとして活用できる
Webライターがブログを運用する場合、営業の際にポートフォリオとして活用できます。
ポートフォリオとは、自分がこれまで作成した記事の作品集のことです。自分の強みや長所、文章力をクライアントにアピールする役割を持っています。
クライアントは案件を依頼する際に、優秀なライターを採用したいと考えています。ポートフォリオは採用の判断材料となるため、きちんと書けていれば採用の確率も上がるでしょう。
Webライターの案件をこなしても、作成した記事の所有権はクライアント側にあります。
ポートフォリオとして公開したい場合は許可を得なければなりません。掲載許可がおりないケースも多いため、ポートフォリオを作成することは難しいです。
ブログであれば続けていくうちに自然と記事が蓄積し、手軽にポートフォリオを作れます。
さらに、ブログのプロフィールページに自分がこなしてきた案件の実績を公開できれば、本格的なポートフォリオが完成します。
Webライターが自分の魅力をうまく伝えるためには、ブログのポートフォリオは欠かせません。
【完全マニュアル】Webライター向けポートフォリオの制作例|プロのライター講師が解説します
ブログから仕事を獲得できるようになる
ブログを運営すると、ブログ経由で案件を獲得できるケースがあります。
企業のWeb担当者は、優秀なライターを常に探しています。自社に関連するキーワードで検索し、上位表示されている記事から優秀なライターがいないかチェックしているのです。
自分の記事が上位表示されれば、Web担当者に発見してもらえる可能性が高くなります。ブログと案件のテーマがマッチしているため、仕事の獲得につながります。
例:Web担当者(転職の記事を依頼したい)→自分(転職〇〇のキーワードで上位表示)→企業の担当者が興味を持ち、ブログの運営者に連絡→案件の依頼・獲得
つまり、ブログはポートフォリオとして活用できるだけでなく、ブログ経由の案件獲得にもつながります。
Webライター以外の収入源を確保できる
Webライターは、記事を書けば書くほど収入になる「労働収入型」になります。
案件がない場合は収入を得られず、契約が打ちきりになる可能性のある不安定な仕事です。
一方で、ブログは広告を見てもらい、商品を購入してもらうことで収入が発生する「成果報酬型」です。うまくいけば安定した収入源となり、1年前に書いた記事から収入が発生するケースも多くあります。
ただし、ブログの場合は安定した収益を得るまでには3ヶ月〜1年ほどの期間が必要です。
ブログの収益が少ないうちはWebライターで収入を得て、ブログを副収入とするという働き方もいいでしょう。もしもWebライターの案件が打ち切られても、ブログで安定した収益があれば安心できます。
Webライターとブログは、お互いの欠点を埋め合える組み合わせなのです。
Webライターの上流の工程を経験できる
ブロガーの仕事内容はライティングだけではありません。
Webライターの仕事はライティングや記事の構成など、一部に限られます。ブログはサイト設計や構成作成、被リンクの獲得など、Webライターの上流工程を経験できます。
こうした経験のあるライターは、案件の全体像を把握するスキルに長けています。サイト設計から被リンクの獲得までできるライターは多くはないため、ライバルと差をつけられます。
案件を獲得しやすくなり、クライアントに重宝される人材になれるでしょう。
活躍できるWebライターになるためのブログを始める手順
活躍できるWebライターになるためには、ブログを始める手順が大切です。
本章では仕事を獲得しやすく、収益化につながるブログの始め方をご紹介します。
- 自分のこれまでの経歴から執筆できるテーマを決める
- サーバーとドメインを取得する
- WordPressでブログを開設する
- 無料テーマcocoonをインストールする
- キーワードを狙って記事を執筆してみる
- ブログのデザインを整える
すぐに収益化することは難しいため、焦らずコツコツ積み重ねましょう。
自分のこれまでの経歴から執筆できるテーマを決める
ブログをはじめるときは、自分のこれまでの経歴から執筆できるテーマを決めましょう。
高単価のWebライターを目指すためには、専門性のある記事を書くことが求められます。
専門性とは「その分野の専門的な知識があること」です。
たとえば「転職」をテーマにブログを書くのであれば「元転職サイトエージェント」という経歴があれば専門性が高まります。ほかにも「1年以上継続して行っている趣味」があれば専門性があるといえます。
趣味の「映画・読書・エンタメ」や日常的な「家事・育児・介護」といった内容でも詳しく書ければ問題ありません。
自分の経験した仕事や趣味、日常を振り返り、執筆できるテーマを決めてください。ブログは継続することが大切になるため、書いていて苦痛になる内容は避けましょう。
Webライターとしての活動報告や、ノウハウを書くこともおすすめです。
サーバーとドメインを取得する
ブログを開設するには、まずサーバーとドメインを取得する必要があります。
ブログを作ることは「家を建てること」に似ています。
- サーバーとは家(ブログ)を建てるために必要な「土地」のこと
- ドメインとは家を決める「住所」のようなもの
サーバーとドメインは、レンタルサーバーに登録してレンタルします。
土地と住居を「賃貸契約」するようなイメージです。
無料のサーバーや、毎月500〜1,000円ほどでレンタルできるものまであります。
有料のサーバーであれば「エックスサーバー」がおすすめです。
「エックスサーバー」はブログの連携などの難しい操作を自動でセットアップできます。
また、多くの企業やブロガーが利用しているため、困ったことがあればすぐに解決策が見つかります。
WordPressでブログを開設する
活躍できるWebライターを目指すのであれば「WordPress」でブログを開設しましょう。
WordPressとは、自分でレンタルサーバーを借りて開設するブログのことです。無料で使えてデザインの自由度が高く、多くのブロガーやクライアントが利用しています。
WordPressの操作スキルがあると、仕事を獲得しやすくなるメリットもあります。
ただし、登録しただけではブログは開設できないため、注意しましょう。
WordPressブログの開設には以下の手順が必要です。
- レンタルサーバーの契約
- サーバーとドメインの紐付け
- WordPressのインストール
前述した「エックスサーバー」であれば、これらの手順を自動で行ってくれます。
無料テーマcocoonをインストールする
WordPressを開設したあとは、無料テーマの「cocoon」をインストールしてください。
テーマとは、ブログのデザインのテンプレートのことです。cocoonはわかりやすくシンプルなデザインで、自由にカスタマイズできます。
プログラミングの知識が無くても扱えて初心者にも利用しやすいテーマです。また、ブロガーの収入源となる「広告」の設置も簡単に行えます。
cocoonは公式サイトから無料でインストールできます。
「親テーマ」と「子テーマ」があるため、両方インストールを行いましょう。
最初はサイト名やキャッチフレーズ、大まかなデザインの設定で十分です。
こだわって作ろうとすると時間がかかるため、余裕のあるときに編集してください。
キーワードを狙って記事を執筆してみる
ブログのデザインがある程度決まったら、いよいよ記事の執筆です。
活躍できるWebライターになるために、検索サイトの「上位表示」を目指しましょう。検索サイトで上位表示されるにはキーワードを狙って記事を書く必要があります。
キーワードとは、知りたいことを検索するときに入れる検索ワードのことです。たとえば、転職活動のやり方を調べたいときは「転職 やり方」などで調べます。
この「転職 やり方」の部分をキーワードといいます。
キーワードを決めたら、タイトルや見出しにキーワードを盛り込みましょう。
「正しい転職活動のやり方とは?失敗しない方法を解説!」といったタイトルを決めて記事の執筆を行ってください。
上位表示されるには、読者が何を求めているのか把握しなければなりません。
実際に「転職のやり方」について検索して、上位表示記事の内容をチェックしましょう。あまり検索されないキーワードで記事を執筆しても見てもらえる確率が低くなります。
キーワードを決めるときは、キーワードが検索されている数を確認しておくことがポイントです。
キーワードの検索数は無料で使える「ラッコキーワード」などのツールを使って調べられます。
【上位表示率80%】SEOライティングのチェック項目6つを現役のプロライターが解説します
ブログのデザインを整える
ブログを10記事ほど投稿したら、ブログのデザインを整えましょう。
ブログの上部に表示される「ヘッダー」や、記事で使用する「ふきだし」などが自由にカスタマイズできます。まずは、ブログを見やすくするために「メニュー」の設定を行うことをおすすめします。
メニューとは、ヘッダーの下に表示されるツールバーのことです。
ブログのトップページに戻る「ホーム」や「問い合わせ」を設置してください。
クライアントに自分の実績や経歴を伝える「プロフィール」の設置も忘れずに行いましょう。
Webライター活動にブログのメリットを最大化するための豆知識
ブログの最大のメリットは、自由に執筆できることです。
企業から請け負う案件はあらかじめテーマや方向性が決められています。自分の思うようには執筆できず、書き方の表現にも制限があります。
しかし、ブログは自分の所有物のため、どんな内容を記載するか自由に決められます。
本章では、ブログのメリットを最大限にするための豆知識をご紹介します。
ブログテーマを統一にする
ブログ記事を書くときは、ブログのテーマを統一しましょう。
転職のことを書く「転職ブログ」であれば「転職 Webライター」という記事は関係ありますが「Webライター 始め方」は方向性がブレてしまいます。
ブログテーマを統一させるためには、テーマに関連することを投稿してください。
ブログ記事を上位に表示させるにはSEO対策を行う必要があります。
SEO対策とは、Googleやyahooなどの検索サイトに上位表示されるために行う対策のことです。
GoogleのWebサイトの評価基準には、以下の内容が示されています。
- 専門性=作成者の知識
- 権威性=コンテンツの認知度
- 信頼性=コンテンツの正確性や安全性
テーマを統一したブログは、ジャンルが絞られることによって専門性が高まります。
書いている人の経験によっては、権威性と信頼性も構築しやすい傾向です。ブログの専門性、権威性、信頼性が評価されると上位表示されやすくなります。
したがって、検索から記事を見てくれる人が増えることにつながります。
また、テーマが統一されていると、読者のニーズも把握しやすくなるでしょう。
「転職ブログ」であれば「転職サイト」の広告から収入を得やすいです。
上位表示されるライターになるためには、ブログテーマを統一することがポイントです。
わかりやすい表現で文章を書く
ブログを書くときは、わかりやすい表現で文章を書くことが大切です。
読者は記事を読むことをいつでも辞められることを理解しておきましょう。わかりづらい表現や読みにくい記事は、読者が途中で読むのを辞めてしまいます。
専門用語や難しい表現をブログに書くことは、なるべく避けてください。
専門用語を書かなければならない場合は、その言葉の前後で専門用語についてわかりやすく解説しておくといいでしょう。
身近なものに例えたり、具体的な例を出すとわかりやすくなることもあります。
また、主語を抜いて書くと読者が「何のことを言っているんだ」と混乱します。
主語抜き言葉は控えて、わかりやすい文章を意識するようにしてください。
独自性のある内容を入れる
検索上位に表示されるためには、独自性のある内容を入れることが重要です。
Googleでは高品質な記事の条件として、以下の内容を評価していると公表しています。
「独自のコンテンツや情報、独自のレポート、独自の調査、独自の分析内容が記載されていること」
参照:質の高いサイトの作成方法についてのガイダンス | Google 検索セントラル ブログ
独自性のある記事を書くためには、以下の内容を意識して書いてみましょう。
独自のコンテンツや情報 | ・自分が実際に体験したことについて・自分が過去に体験したことで得たノウハウ・記事の内容について詳しい人に取材する |
独自のレポート | ・自分の意見や主張・実体験に基づく結果の報告・ブログで紹介する商品を実際に使用した感想 |
独自の調査 | ・ブログで独自にアンケートを取って調査する・アンケートの結果わかったことを分析して解説する |
独自の分析内容 | ・専門用語や難しい言葉を、独自の例えや表現で解説する・表や図、イラストや画像を用いてわかりやすくする |
記事の独自性を高めるには、ほかのブログにない情報を発信する必要があります。
箇条書きや表、画像などデザイン性を重視する
ブログを書くときは「わかりやすく読みやすい」記事を書くことがポイントです。
箇条書きや表、画像を使用すると、わかりやすく読みやすい記事になります。同じような表現が続くときは、箇条書きや表を用いるといいでしょう。
箇条書きや表は目に止まりやすいため、大事なことを要約するときにも使われます。
言葉で説明することが難しい場合は、イラストや画像の使用が効果的です。また、あまりにも文字が続くと単調な印象になり読者が飽きてしまいます。
箇条書きや表、画像を挿入することで文章にリズムが産まれ、読みやすい記事になるメリットがあります。
プロフィールページを作りこむ
ブログの記事だけでは、自分がどんな経歴を持っているのか伝えきれません。
クライアントから依頼を受けやすくするために「プロフィールページ」を作り込みましょう。プロフィールページには以下の内容を記載することをおすすめします。
- 自分がこれまで経験したことや経歴
- Webライターとしてできる仕事内容やスキル
- 公表できる案件の実績(無理な場合は概要)
- 希望する報酬の金額
- 問い合わせフォームへのリンク
自分の人物像やスキルを明確にすると、クライアントから依頼を受けやすいです。
ブログ経由の案件は高単価な傾向があるため、プロフィールは作り込んでください。
また、問い合わせフォームのリンクも忘れずに設置しましょう。
初心者Webライターがブログを始める際に気をつけたほうがいいポイント
ブログを始める際に気をつけたほうがいいポイントが2つあります。
- 他社を批判・誹謗中傷するような内容は記載しない
- 吹き出しを乱用しすぎない
Webライター初心者は確認して覚えておきましょう。
他者を批判・誹謗中傷するような内容は記載しない
ブログを書くときは他者を批判・誹謗中傷するような内容は記載しないでください。
ブログは自分のポートフォリオとなるもので、クライアントが記事を読みます。
他者を批判するような内容を書く人と「一緒に仕事したい」とは思いません。
過激な発言で評価を受けているブロガーもいますが、ネガティブな内容の記事はマイナスイメージになることがほとんどです。
TwitterなどのSNSも運用する場合は、SNS上での発言にも注意してください。
「あそこのクライアントは細かい」といった悪口は依頼が減る原因になります。
また、他者を批判する記事を書くと誹謗中傷で訴えられるケースもあります。
吹き出しを乱用しすぎない
吹き出しは読者にとって読みやすく、非常に大切な要素のひとつです。
しかし、案件先の記事で吹き出しを使用できるケースは少なく、ほとんどないと思っていいでしょう。吹き出しは記事のなかで1〜2個使う分には問題ありません。
会話形式のように何度も吹き出しが連続すると見づらくなってしまいます。
また、吹き出しを乱用すると実際の文章力がわかりにくいです。
クライアントが案件を依頼するイメージが湧かなくなり、良くない印象を与えます。
吹き出しは記事の冒頭や最後のポイントに使用して、乱用に注意しましょう。
Webライターとブロガーの両立ができない場合はどうする?
Webライターとブロガーの両立が難しい場合は、片方だけ始めましょう。
無理に両立させると、忙しくてどちらも時間が取れなくなる可能性があります。Webライターとブロガーの両方を辞めてしまうリスクがあるため、片方から始めることをおすすめします。
初心者はどちらか片方を優先し、自分が納得いくラインまで専念してください。
たとえば「本業の収入を超える」「月5万稼ぐ」のような目標を決めるといいでしょう。
Webライターかブロガーのどちらを優先するかは、目的によって異なります。
今すぐ収入を得たい人には、Webライターがおすすめです。本業の収入に余裕があり、最終的に不労所得を得たい人にはブログが向いています。
Webライター×ブロガーのQ&A
Webライターとブロガーについてよくある疑問をQ&A形式で解説します。
雑記ブログでも大丈夫?
ライティングスキルの向上が目的であれば、雑記ブログでも問題ありません。
しかし、雑記ブログはジャンルが絞られていないため、Googleなどの検索サイトに評価されにくくなります。検索上位に表示される可能性が減り、ブログ経由で依頼を獲得できなくなることも心配です。
ブログで収益を上げたり依頼を増やすことが目的であれば、特化ブログを書きましょう。
ブログに何を書くべき?
ブログのテーマを決めて、そのことに関連した内容を書くようにしましょう。
テーマが思いつかない場合は、自分がこれまで経験したこと、仕事や趣味を振り返ってください。
たとえば、掃除が好きで掃除や整理整頓のノウハウを持っている場合は「掃除・収納」のジャンルで記事を書き、掃除グッズや収納用品を売り込めます。
WordPressじゃなくて無料ブログじゃダメなの?
無料ブログで収益をあげることは難しいです。
無料ブログは誰でもすぐに登録できますが、広告収入に制限があります。レンタルサーバー・ドメインは月額500〜1,000円で始められます。
ブログを継続することで多くの収入が期待できるため、初期投資と思ってください。
また、クライアントの多くはWordPressを利用しています。WordPressの操作スキルがあるライターは、クライアントに重宝されるでしょう。
Webライターの活動にどうやってブログを活かせばいいの?
ブログを作成したらクラウドソーシングで案件獲得のために動きましょう。
気になる案件に応募して、その際にポートフォリオとしてブログのURLを添付してください。
「自分のブログで◯◯記事執筆した」「PVがこれくらい増えた」「上位表示された」など、具体的な成果や数字をアピールできるとさらに良くなります。
まとめ
本記事ではWebライターにブログをおすすめする理由についてお伝えしました。
Webライターは即金性があるものの、収入が不安定です。一方で、ブログは収益化に時間が必要になりますが、軌道に乗れば働かなくても安定的な収入源になります。
Webライターとブログは相性が良く、両方やるとお互いの欠点を補完できます。
また、ブログを始めるとライティングスキルが向上し、サイト設計や運用まで学べるでしょう。Webライターとしてスキルアップできるほか、ポートフォリオとして活用できます。
高単価の案件を獲得しやすくなるなど、Webライターがブログを始めるメリットは多いです。
ひとりでWebライターやブログをやるのに挫折しそうになったときは、スクールの受講を検討してみましょう。
ライティングスキルについて学んで、ワークライフバランスの実現を目指してください。