月間200記事前後の記事コンテンツ・Webライターのディレクションを担当しているクリエイターが宣言します。
今後のWebライターには専門性・極めた専門領域の要素が欠かせません。専門性がないと、企業から採用する価値がないと判断され、Webライターとして食べていくのは難しくなるでしょう。
しかし現在進行形で誇れる専門性がなくても問題ありません。好きを追求できれば専門性は極められるからです。
本記事ではWebライターの専門性・専門領域について語ります。おすすめの専門分野や専門性を極めるメリットなどを解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
2020年6月にアフィリエイトサイトを立ち上げ、2022年9月に事業売却。現在はクライアントのオウンドメディア運用代行やLP制作、SEOコンサルティングを担当しつつ、マンツーマンWebライタースクールWORDGYMを創業。未経験・初心者Webライターの指導・相談数は、のべ100名以上。徹底したマンツーマンサポートで、しっかり読者に価値提供ができるライターに育成するのが得意。
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Webライターの専門性が重要になっている背景
近年、GoogleのSEO評価基準の中に「E-E-A-T」という指標が設けられています。E-E-A-Tとは、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、 Trust(信頼性)の頭文字を取った造語です。
GoogleはE-E-A-Tを評価基準の1つとしているため、「経験に基づいた専門性や権威性の高いコンテンツ」は、検索結果の上位表示に上がりやすく、多くのアクセス数を見込めます。
一方で、誰が書いたかわからない記事や、その分野の誰でも書けるような内容の薄い情報では専門性がないと判断され、検索上位を取りにくい傾向があります。Googleで検索結果の上位を獲得するためにも、Webライターの専門性が重要になってきているわけです。
E-E-A-Tのような評価基準が設けられるようになったのは、Web上に低品質のコンテンツが増えてきたことから、読者に誤った情報を与えないようにするためと考えられています。
今後もWebライターとして活動するには、Googleのアルゴリズムには従わなければなりません。
また別の観点から考察すると、「Webライターの数も増えているため、今後は専門性がないと仕事を取れなくなる」という可能性もあります。
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Webライターにおすすめの専門分野
ここからはWebライターにおすすめの専門分野をご紹介します。
専門性を身に着けることで、Webライターとしてもスキルアップできます。また本記事で紹介する分野は、比較的高単価なジャンルです。Webライターとして稼げる分野でもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
転職・副業
昨今、転職や副業を希望する方が増えているため、転職・副業関連はニーズの高い分野です。転職の経験談や、転職エージェントの紹介などの案件があります。
また、ほかのジャンルと比較すると、そこまで難しい専門知識も必要としません。人材業界や人事業務の経験者、すでに副業をしている方はもちろん有利ですが、経験がない場合でもしっかりリサーチすれば問題なく執筆できるでしょう。
美容
美容分野は、最近では男女ともに関心の高いジャンルです。コスメやサプリメント、脱毛などの案件があります。美容ジャンルは年々トレンドが移り変わりやすく、新しい商品やサービスも続々と販売されるため案件数も尽きません。
特殊な資格を持っていなくても、エステや脱毛に通った経験がある方であれば、自身の体験をもとにした価値のある文章を執筆できるでしょう。
不動産
不動産分野には、住宅購入や不動産投資、リフォームなどの案件があります。いずれにしても不動産関連は高額なお金がかかるため、きちんと情報を調べるユーザーが多いです。そのため、不動産ジャンルはニーズも高く、比較的高単価な傾向があります。
宅建の資格を持っている方や、不動産業界で働いた経験のある方はとくにおすすめです。
金融・保険
クレジットカードや保険、税金などの金融・保険分野は、大多数のユーザーにかかわる問題なので、読者のニーズも高いです。また専門用語も多いため、金融・保険ジャンルに強いWebライターの数が少ないのが現状です。
つまり金融・保険ジャンルのWebライターの需要は非常に高い傾向にあります。
ファイナンシャルプランナーのような資格を持っていると有利ですが、資格を持っていなくても、きちんと勉強すれば執筆できるジャンルです。知識をつけ、分かりやすい文章を書ければ高単価を狙えますよ。
資格・学び
スキルアップのために資格取得を目指す方や、社会人での学びなおしが流行していることもあり、資格・学びの分野も高単価ジャンルの一つとなっています。最近はWeb講座や通信講座も増えているため、それに伴い案件数も伸びています。
何かしら資格を持っている方はもちろん有利ですが、資格を持っていない方でも、対象の資格や講座についてリサーチすることで、高単価を狙うことも可能です。
医療・健康
医療・健康分野は特に専門性の高い領域なので、高単価ジャンルとして有名です。しかし、人の命にも関わる内容となるため、正確な情報が求められます。
知識や経験がないと難しい領域なので、医師や看護師、薬剤師、そのほか医療系国家資格をお持ちの方は狙いやすいジャンルです。無資格で応募する場合は、有資格者レベルの知識が必要となるので、勉強に時間を割くことになるでしょう。
IT・システム
IT・システム分野は専門用語が多く、様々な場面においてDXを推進する流れもあるため、高単価なジャンルの一つです。また、プログラミングが必修科目になるなど、世間からの注目度も高いため、今後ますますニーズが高まると予想されます。
IT企業で働いたことのある方や、エンジニアの経験がある方にとっては狙いやすいジャンルでしょう。
フィットネス
健康を気にする方が増えてきているため、フィットネスも需要のある分野です。スポーツジムやトレーニンググッズ、プロテインなどの案件があります。
トレーナーや講師として働いたことのある方はもちろんのこと、趣味でジムに通っている方や運動している方にとっては、書きやすく高単価も狙えるジャンルでしょう。
Webライターが専門分野を極めるメリット
世の中のニーズが高いものや高単価なジャンルをご紹介しました。
こちらでは、Webライターが専門分野を極めるメリットを5つご紹介します。
スカウトされやすくなる
1つ目は、企業からスカウトされやすくなるという点です。
発注する企業側は、より良質な記事を書けるライターに依頼をしたいと考えています。なぜなら、良質な記事を検索上位に表示させることで、自社の商品やサービスの売り上げ拡大につながるからです。
専門分野を極めていれば、良質な記事を書けるライターと企業からも評価され、仕事のスカウトもされやすくなるでしょう。
単価が上がる
2つ目は、記事の単価が上がる可能性があるという点です。
Webライターを始めたばかりの頃は、文字単価0.5円〜高くても1.5円前後が多いのではないでしょうか。しかし、専門性を極めていることで単価交渉をしやすくなります。
また、企業からの信頼度も高くなるため、継続案件にもつながりやすいです。
認知されやすくなる
3つ目は、ライターとして認知されやすくなるという点です。
企業側は、やはり専門性の高いライターを探します。そのため、「この記事は専門知識を持っているあのライターさんにお願いしよう」というように、得意な専門分野を持つライターとして認知されやすくなります。実績が増えれば増えるほど、企業から指名される機会も増えるでしょう。
記名記事を獲得できる
4つ目は、記名記事を獲得できるという点です。記名記事とは、自分の名前が記載された記事のことをいいます。
記名記事のメリットは、自身の実績としてアピールできる点です。記名記事を読んだほかの企業から、仕事の依頼を受ける可能性もあります。
記事を読んでもらいやすくなる
5つ目は、記事を読んでもらいやすくなるという点です。
例えば冒頭に筆者の専門性や権威性が書かれていた場合、読者はより信ぴょう性が高いと判断し、最後まで読んでみたい気持ちが向上します。
リサーチした内容をまとめる記事は誰でも作成できますが、専門家視点での意見や経験が書かれた記事は、より説得力が高くなります。
Webライターの専門性はどうやって身につける?
Webライターが専門分野を持つメリットをご紹介しましたが、具体的にはどのようにして専門性を身に着けたらよいのでしょうか。
こちらでは、専門分野を身に着ける方法をご紹介します。
実際に体験してみる
可能であれば、実際に該当ジャンルを体験してみるとよいでしょう。自身が体験したものであれば、自分の言葉で説明することができるので、記事の内容に説得力が増します。
例えば、美容ライターとして専門性を高めたいのであれば、エステの体験に行ってみる、化粧品を買ってみるなど、比較的簡単に体験することが可能です。
本を読む
知識や用語が複雑な分野は、専門の本を読むとよいでしょう。インターネットで調べただけでは、情報に偏りがある可能性も高く、また本にはインターネットに書かれていない情報が載っていることもあります。
また、本は1冊ではなく最低でも5冊は読むことをおすすめします。複数の本を読むことで、共通して書かれている内容が見えてきます。何度も書かれている用語や情報は、その分野においては基礎であると考えられるので、より理解を深められます。
資格を取る
専門分野の資格を取ると、企業や読者からの信頼度はさらに高くなるでしょう。
資格を取るには勉強時間も確保しなければいけません。
しかし、専門分野の資格を持っているライターは重宝されるので、単価UPや継続案件にもつながりやすくなります。時間はかかるかもしれませんが、資格取得後はWebライターとして得られるメリットが多いと考えられます。
専門家にインタビューをする
専門家にインタビューして知識を増やすのもよいでしょう。
例えば、医療・健康分野の場合、素人が資格を取得するのはなかなか難しいものです。しかし、「現役薬剤師にインタビューしました」と記事に書かれていた場合、筆者が専門家ではないものの、記事の信ぴょう性は高くなります。
自身でのリサーチや資格取得が難しい場合は、専門家にインタビューすることがおすすめです。
自分にはWebライターとして活躍できる専門性がないと悩んだら
現時点で専門性がなくても心配ありません。
もし特化した領域がなくても、十分に活躍することは可能です。また、魅力的な文章が書けるようになれば単価も上がっていきます。
しかし、Webライターとして活躍するために専門性を身につけるのであれば、好きなことや興味を持てることにより磨きをかければよいでしょう。
たとえば、ガジェット関係が趣味であれば、分解したり、比較したりして知識を身につけて専門性を高められます。
また、もし趣味がない場合は、好き嫌いの観点ではなく、単価の高い分野の勉強をして、報酬UPのために専門性を極めてもよいでしょう。
まとめ
Webライターに専門性が重要な理由や、専門知識の身につけ方をご紹介しました。他のライターと差別化を図るためにも、専門性は非常に重要です。
すぐに専門性を身につけるのは難しいため、まずは趣味や特技を極めてみたり、高単価ジャンルの実績を積んだりして、徐々に専門分野を持つライターを目指してみてください。