「貯金したいとは思っているけど、現実はお金が減るばかりで将来が不安…
「貯金が必要だとわかっていても、一向に貯金できない…」
昨今の物価高をはじめ、水道光熱費やガソリン代の高騰なども重なり、節約どころか出費が増えてしまった…という人も多いのではないでしょうか。
この記事では、貯金ができない人の特徴や節約のコツ・具体的にどう行動すれば継続して貯金をすることができるかご紹介します。
お金の不安を払拭して、理想の人生を実現するために自分は何をすべきか。次の記事をヒントに考えていきましょう。
◼︎わんぱく兄弟育児中の20代主婦。結婚・出産を期に家計管理・資産運用をはじめ、貯金400万から結婚5年目で資産800万を達成。
◼︎NISA・米国株投資・暗号資産・不動産クラウドファンディングなど、幅広い資産運用を展開中
生活ギリギリで貯金できない人の特徴をチェックリスト形式でまとめました。
✔️貯金できない人の特徴チェックシート
⬜︎ 月々の収支を把握していない
⬜︎ 負債(リボ・ローン)が多すぎる
⬜︎ 浪費(自分へのご褒美/衝動買い/外食)が多すぎる
⬜︎ お金が余れば貯金しようと考えている
⬜︎ 収入より出費が多い
あなたはいくつ当てはまりましたか?ひとつでも当てはまれば、その項目が貯金できない原因になっている可能性があります。特に3つ以上当てはまる人は要注意です。
月々の収支を把握していない
貯金が貯まらないと感じている場合、家計の収入を出費が上回っている可能性があります。
何にお金を使ったのか覚えていない人は、利用していないサブスクに継続してお金を払い続けていたり、無意識に買い物をしすぎていることもあります。
負債(リボ・ローン)が多すぎる
あとさき考えずリボ払いを繰り返す・身の丈に合わないローンを組むなどの経験はありませんか?このような行動はさらに負債を増やし、大きく資産を減らす原因になります。
- 住宅ローン
- マイカーローン
- 消費者金融など
浪費(自分へのご褒美/衝動買い/外食)が多すぎる
自分へのご褒美と称して浪費をしすぎていませんか?
度々コンビニでものを購入する、外食の頻度が多いなどの要因が重なれば、知らぬうちに出費がかさんでいることもあります。
- 毎出勤時にコンビニで100円コーヒーを購入:年26,000円消費
- 仕事終わりにビールとつまみ500円分購入:年250,000円消費
(年間260日勤務の場合)
- 週末に気に入った洋服を3000円分ネットで購入:年144,000円消費
お金が余れば貯金しようと考えている
”支出の額は、収入の額に達するまで膨張する”という法則がある程に、人はお金があればあるだけ使ってしまうものです。
収入が増えても、同じように支出が増えれば意味がありません。毎月収入の15〜20%を貯金に回せるのが理想です。
参考:パーキンソンの法則
収入より出費が多い
当たり前ですが、月々の収入よりも支出が多ければ、家計はマイナスになります。
月の収入が30万円、出費が40万円の世帯であれば、年間120万円の赤字です。
収入を支出が上回る月が多い場合は、固定費などの出費を見直しましょう。
生活ギリギリで貯金できない人がまず始めること
貯金できない人の特徴に当てはまっていても、悲観的になる必要はありません。貯金が苦手な人でも次に紹介するステップを習慣化すれば、確実に貯蓄を増やすことができます。
☑︎毎月の支出をきちんと把握する
☑︎貯金する目標と金額を明確にする
☑︎メリハリをつけて無理せず節約する
毎月の収支をきちんと把握して見直す
収支を見える化することは支出を抑える上でもっとも重要なことです。
普段何となくお金を使っている人は、毎月お金をいつ・どれだけ使ったのか、実際に数字を見ることで初めて「お金を使っている」という実感が沸くのではないでしょうか。
収支を把握することは、支出をコントロールするための第一歩です。月の収入に対し、どれだけ支出があるのかを明確にしましょう。
レシートを読み込んで記録したり、銀行口座やクレジットカードを連携すると自動で収支を記録してくれる便利なアプリもありますので、自分に合う方法で記録を始めましょう。
- マネーフォワード
- Zaim
支出を見直す際には、食費や日用品などの変動費の前に、毎月定額でかかる固定費から見直すことがポイントです。
毎月払っているお金を減らせば、効率的に支出を抑えられます。代表的な固定費と、見直しのポイントは次のとおりです。
- 携帯キャリア:格安SIMや格安プランに変更
- 家賃:家賃は収入の3割程度が目安
- 保険料:必要最低限の保険に絞る/FPに相談もオススメ
- サブスク:利用頻度の低いものは解約
- ローン:低金利のローンへの借り換えも検討
貯金する目標と金額を明確にする
漠然と貯金を増やしたいと考えている人は、貯金が必要な理由を改めて考えてみてください。
- 子供の教育資金が必要
- 成し遂げたい夢の実現に資金が必要
- 老後の備えの為に2000万貯金しておきたい
- とにかくお金持ちになりたい
など、理由はそれぞれあると思います。目標達成のためにはいくら資金が必要で、毎月いくら積み立てれば何年後に目標額に到達するかを考えてみましょう。
最終的なゴールを具体的に設定することで、ブレずに目標に向けて貯金を続けることができます。最初は少額でも、徐々に貯金に回すお金が増えるように調整していきましょう。※金利は含めない
- 毎月10,000円積立:25年
- 毎月15,000円積立:16年7か月
- 毎月20,000円積立:12年6か月
- 25歳の場合:毎月41,667円積立
- 35歳の場合:毎月44,945円積立
- 45歳に場合:毎月60,417円積立
メリハリをつけて無理せず節約する
厳しい節約生活でも挫折せず続けられる人は良いですが、これまで節約を意識してこなかった人が無理な節約生活を始めれば、その反動でさらに浪費をしてしまう恐れもあります。
無理な節約は継続が難しいので、
- 月に1回は家族で外食をする
- 月3000円以内で自分の好きなものを買う
など、予算内で息抜きも挟みながら、今できる小さな節約を日々積み重ねていきましょう。
具体的には、
- ネットショッピングで衝動買いはせず、時間をおいて本当に必要か考える
- 毎日のコンビニのコーヒーをやめてマイボトルを持参する
- 歩ける距離は徒歩移動する
- 無駄にお菓子を買うのをやめる
- 家にある物で代用できるものは買わない
などの行動が挙げられます。一度の節約で浮いたお金は少額でも、積み重ねると年単位でかなりの節約になります。
一袋300円のチョコレート菓子を週1回我慢したら、年間14,400円の節約になります。
ストレスが溜まる過度な節約は避け、「今」できる少しの我慢を日々積み重ねていきましょう。
また、ネットショッピングなどで浪費をやめられない人は、クレジットカードの利用をやめて毎月決めた額の現金のみ利用するという方法もオススメです。
還元ポイントよりも買い物をしないほうが圧倒的にお得だからです。
本当に必要な買い物かを考えて、意識して1円もお金を使わないノーマネーデーを作りましょう。
第三者の意見を仰ぐ
「節約のポイントは分かったけど、今抱えているお金の不安や悩みを払拭したい、誰かに聞いて欲しいという方に、お金の悩み別相談窓口をご紹介します。
生活ギリギリで貯金できない3つのデメリット
金融広報中央委員会の世論調査(令和4年)では、若年層ほど貯金なしの傾向が高く、全体の2〜3割が貯金なしであるという結果が出ています。
意外と貯金なしの割合が多いと少し安心した人もいるのではないでしょうか?しかし、貯金がないことで生じる様々なデメリットもあります。
病気やけが・リストラなどのアクシデントに対応できない
貯金がなければ、急な病気やけが、職を失うなどのアクシデントが起きた場合に備えることができません。
医療保険などに加入していれば負担額の何割かお金を受け取ることができますが、保険で全てを賄うことは難しいです。
自己投資ができない
資格取得・語学勉強・副業など、お金や時間を使ってスキルや教養を身につけることは、結果的に収入アップや人生の豊かさに繋がります。
自己投資に使える貯金がないということは、そのチャンスを手に入れられないということです。
理想のライフプランを実現できない
ライフステージの中では、人生3大支出と言われる住宅費・教育費・老後生活費の他にも結婚式費用や介護費用など、大きな資金が必要になるタイミングが何度か訪れます。
貯金がないために理想のライフプランを実現できなければ、人生こんなはずじゃなかった…となりかねません。
生活ギリギリから抜け出すために|お金をかけずに貯金を増やす副業
スピード感を持って貯金を増やすためには、支出の削減と並行して収入をアップすることが効果的です。収入アップのためにオススメの副業や活用すべき制度などをご紹介します。
スマホ副業を始めてみる【オススメ3選】
①フリマアプリの活用
オンライン上でフリーマーケットのように個人で物の売買ができる副業です。
自宅にある不用品やハンドメイドした品などを販売することで利益を得ることができます。
②アンケートモニター
ポイ活とも言われ、スマホなどからアンケートに答えるだけで謝礼としてポイントや現金、図書カードなどがもらえます。
③Webライター
パソコンがなくてもスマホがあればウェブライターを目指すこともできます。文章を書くことが好き、スキルを身に付けたい人などにオススメです。学生や主婦でも働く時間・場所を選ばず始めることができます。
【ライターを目指す人にオススメ】
WORDGYM|未経験OK!マンツーマン指導でスキルを身に付けられるライティングスクール
スキルアップ・転職を検討する
仕事内容によっては、スキルアップが年収アップに直結することもあります。資格取得や昇格などのチャンスがあれば積極的に挑戦しましょう。
雇用保険加入者の場合、「教育訓練給付制度」を活用して教育訓練講座の受講費の一部を給付金として受け取れる場合もあります。
ほかにも、独自の制度を導入して、福利厚生の充実や補助金の給付などを行っている会社もあり、このような会社に転職すれば
- 低価格で社宅に住める
- 家賃の一部を補助してもらえる
- 子育て世帯へ補助金がある
といったメリットを得ることができるので、家計の負担を軽減することができます。
まとめ|生活ギリギリから抜け出すためには、収入の15〜20%を貯金
貯金がなくてギリギリの生活から抜け出したいけど、継続して貯金ができない…そんな悩みを抱えている人が、これから貯金を増やすためにまずやるべきことは以下のとおりです。
①月々の収支をきちんと把握するために、家計簿アプリなどを活用して記録を始める
②貯金する目的や、目標額を明確にして毎月継続して貯金する(目安は収入の15〜20%)
③無理な節約ではなく、今すぐできる小さな節約を積み重ねて無駄な出費は避ける
④収入アップに繋がる行動をする
貯金があるということは、万一の時に心の支えになるばかりでなく、
- 仕事を辞めてやりたいことに挑戦する
- 年に一度の家族旅行で思い出を作る
- 自己投資でプログラミングの資格を取得する
- 海外で結婚式を挙げる
など、人生の選択肢を増やすことができ、結果的に人生の豊かさに繋がります。
自分の理想的な人生を歩むためにはどれだけ貯金が必要か、この記事を参考に一度考えてみましょう。そして今日から、将来の自分のためにできることを始めましょう。