「Webライターの仕事ってきついの?」
「Webライターの仕事をやってみたけどきつすぎる、、」
副業でWebライターを始めたいと考えている多くの人の疑問なのではないでしょうか。
「Webライターはラクな仕事か、きつい・大変な仕事か?」と問われれば、きつい仕事です。しかし筆者は、大変だと思う以上に得るものが多いのがWebライターの魅力だと感じています。
この記事は「会社員(アパレル広報)」「副業Webライター」「子育て」を両立する新米ライターである筆者が、実際の体験談をもとにWebライターがきついと言われる要因や、ひどい扱いを受けた事例をまとめました。
- 副業Webライターをやってみてひどい扱いを受けた事例
- 副業Webライターを始めたばかりで感じる「きつい・大変」と感じる要因
- 一児のママが実体験から学んだ副業としてWebライターと向き合う方法
- やってみてわかった副業Webライターが向いている人
これからWebライターの副業をやってみたいと考えている人はぜひ参考にしてください。
★ファッション・ビューティー業界の広報
★3歳児のママとして都内のファッション企業で働きながら、2023年2月から本格的に副でWebライターをスタート
★新しいことに挑戦するのが大好きな30代のうさぎ年
2020年6月にアフィリエイトサイトを立ち上げ、2022年9月に事業売却。現在はクライアントのオウンドメディア運用代行やLP制作、SEOコンサルティングを担当しつつ、マンツーマンWebライタースクールWORDGYMを創業。未経験・初心者Webライターの指導・相談数は、のべ100名以上。徹底したマンツーマンサポートで、しっかり読者に価値提供ができるライターに育成するのが得意。
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ムダな手順を省いたWebライターの始め方ガイド|プロが未経験向けに解説
人の悩みを解決するWebライターという仕事を始めませんか?
- プロがマンツーマンでWebライティング学習をサポート
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- 自然とスキル・知識が身につくアウトプット課題
- 現役のプロにも負けないワンランク上のポートフォリオ制作
- ブランド価値の高い有名Webメディアで報酬ありの卒業制作
【自己紹介】会社員のママがWebライターの副業をやってみた!
まずは、筆者について紹介します。1つでも当てはまることがあれば、より共感して記事を読んでいただけるのではないでしょうか。
【筆者の基本情報】
- 35歳/女性
- 家族構成:夫・娘(3才)・母(筆者)
- 本業:企業で約10年広報担当者として勤務(うち、約2年間は育休期間を取得)
- 副業ライター歴:2カ月
【Webライターを始めようと思ったきっかけ】
Webライター1番のきっかけは、将来のために在宅で稼げる仕事がしたかったからです。副業の準備を始めた時期は、本業を続けていくことへの「不安」がつのっている時期でもありました。
「このまま続けても自分は将来どうなりたいんだろう?」という漠然とした不安に、新しいスキルを持つことで対応しようと思ったのが、2つ目のきっかけです。
「副業を始めたら子どもと過ごす時間減らない?」と矛盾を抱かれそうですが現状、子どもと過ごす時間は変わっていません。
将来は在宅でも稼げる選択肢を持つことで、子どもに「おかえりなさいが言えるママになりたい!」というのが、副業でWebライターをするモチベーションになっています。
主婦こそWebライターを始めよう!おすすめする理由や始める方法を解説
副業Webライターをやってみた率直な感想|大変なことやひどい扱いを受けたケースを紹介
「Webライターを副業でやってみた」という体験記事を書かれている多くの方が、「大変」「稼げない」と書いています。
たしかに、簡単に大金が稼げるお仕事ではありません。でも、筆者の率直な感想は「大変だけど“得るものは多い”」です。周りのWebライターを見て感じるのは、Webライターの仕事がきついと感じる時期は仕事を始めたばかりの頃です。理由は、未経験で単価の高い案件を受注するのが難しいからです。
まずは、Webライター歴2カ月の「きつい時期」真っ最中の筆者が感じるきつい・大変だと思うことや、実際に受けたひどい扱いをお話しします。
【実情】Webライターはやめとけって本当?リアルな本音や儲からないワケをプロが教えます
副業Webライターをやってみて大変だったこと
たしかに副業としてWebライターをやるのは「これまでの仕事」に「新しい仕事」がプラスされるので、きついというか大変です。
【広報で働く一児のママがWebライターの副業を「大変」と思うところ】
- タイムマネジメントが難しい勉強の機会を自分でつくる
- 始めのうちは仕事を選ぶ余地はない
- 悪質なクライアントに当たったことがある
【ほかの副業Webライターが「大変」と思うところ】
- ライバルが多い
- なかなか受注できない
- 悪質なクライアントがいる
- クライアントの一声で修正対応など追加の作業が増える
- 1記事書き終えるまでに時間がかかる
- 文章を書くのがきつい
ほかのライターが言う「ライバルが多い」については本当にそうだと思います。ライバルとは、自分と同じように活動するWebライターを指します。
筆者の場合クラウドソーシングサービスを使わずに、案件をいただいているためライバルライターとの戦いの大変さはまだ感じていません。筆者がどうやって案件を受注しているかは、このあとの「広報で働く一児のママなりのWebライターの続け方」でもふれています。
ライバルのWebライターとの闘いよりも、ほかの競合記事に勝つためのスキルを得るための「勉強時間の確保」や「勉強法」の獲得のほうが今は大変だと感じています。
Webライターに必要なスキルを得るための勉強を継続しつつ、執筆時間を確保するのが副業でWebライターをするうえで一番大変なのではないでしょうか。
筆者が経験した悪質なクライアント|あまりにもひどい!「依頼主バックレ事件」
筆者は、クライアント(依頼主)に逃げられてしまったことがあります。
クラウドソーシングで紹介されている案件に応募し、一度だけお仕事をいただいたことがあります。でも、いよいよ初稿を提出した直後にクライアントと連絡がとれなくなってしまいました。あまりにもひどい扱いに絶望したことを覚えています。
本来なら案件受注後すぐに契約書を交わすのですが、契約書を交わす前に初稿を提出したのは筆者のミスです。
カスタマーサービスからもクライアントに連絡をとってもらったのですが、結局音信不通のまま終わりました。クライアントを見極める力も必要だということですね。このようなひどいケースは、事前に知識を身につけておけば回避できます。
自分の身を守るためにも、契約書を交わす、信頼できる発注者とのみ契約するなどの対策をとりましょう。
副業Webライターをやってみて稼げた金額は21,000円
筆者は現在、8,000~10,000文字程度の執筆で1本7,000円で案件を受けています。
案件の内容は、ITやWebの会社を紹介する記事制作です。動画編集ができる会社を安価や実績などのさまざまな観点から比較し、ユーザーにとって最適な会社を紹介する記事を制作しています。
初月は3本の記事執筆を行い、21,000円の売り上げでした。
私の案件を文字単価にすると0.7円/1文字ほどなので、一般的な初心者ライターの案件の費用相場の1文字0.3~0.5円に比べると良いほうなのではないでしょうか。
徐々にスキルアップを実感したり、ポートフォリオの質が上がってきたりして、これからますます単価が上がっていくのではないかとウキウキしています。
初心者Webライターの年収事情を育成のプロが暴露|年収があがらない人の行動・思考パターンとは?
やってみてわかった。副業Webライターのここがきつい
副業Webライターをやってみてきついと感じるポイントをまとめました。
- 案件の報酬が安い
- 人材が飽和している
- スケジュール管理が大変
- AIに代替されないために日々勉強が必要
- クライアントからフィードバックを受ける
- モチベーションが上がらないのに納期が迫っている
- 文章がまったく書けない
- テストライティングを受けても合格しない
案件の報酬が安い
初心者Webライターの場合、お世辞にも案件の報酬が高いとはいえません。仕事内容やクライアント次第になりますが、時給1,000円にも満たない案件はたくさん存在します。
Webライティングのレベルは初心者のため、案件の単価が安いのは仕方がありません。しかし頑張って仕事をしたにもかかわらず、時給250円は流石にきついといえるでしょう。多くの人がアルバイトをしたほうがマシと考えるはずです。
「最初のうちは案件の報酬が安すぎて、一生懸命頑張ってもあまりお金が稼げない」このようなところが、Webライターの仕事がきついと言われる大きな要因となっているでしょう。
人材が飽和している
Webライターはほかの仕事と比べて参入のハードルが低く、たくさんの人が目をつけているため、すでに人材が飽和しています。日本語の文章を書ければ誰でもできる仕事だからです。
スキマ時間がある主婦の方から、本業の収入では満足できないサラリーマンまで多くの人がWebライターに挑戦しています。
そのため案件を獲得しようと行動しても、思ったような結果が得られないケースも珍しくありません。多くのクリエイター(Webライター)が案件に応募するからです。応募するため緻密に提案文を考えて、自信満々で案件に応募したにもかかわらず、見送られてしまうケースも多々あります。
このように人材が飽和していく流れを見越して、「これからのWebライターはきついよ」と発言する人もいます。人材が飽和して仕事を獲得できなければ思ったように稼げません。きついという意見があるのも納得できるといえるでしょう。
スケジュール管理が大変
Webライターはクライアントワーク(企業から案件をもらい納品して報酬をもらう仕事)に該当するため、自分で制作・納品のスケジュールを組み立てなければいけません。納期に間に合わないとクライアントからの信頼を失ってしまいます。
「なんとか間に合わせなくては、、!」という強い責任感からスケジュールを緻密に調整したり、クライアントの要望を聞いて無理してスケジュールを組み立てたりするケースもあります。ときには恋人や友達との遊ぶ約束を後回しにして、仕事を優先しなければいけない場合もあるかもしれません。
そのように常にスケジュールを管理していく必要があるため、心の中では「きついなぁ、、」と感じる人もいるでしょう。
AIに代替されないために日々勉強が必要
昨今、ChatGPTやNotionAIなどのAIサービスが出現して、多くのWebライターの危機感を呼び起こしています。AIが優秀すぎて「WebライターはAIに代替されるのでは?」と噂されているからです。
実際Webライターはクリエイティブの要素が必要のため、AIに丸ごと変わることはありません。しかしクリエイティブ性が求められない簡単な案件であれば、AIに代替される可能性があります。
AIに変わらないためにも、日々勉強が必要です。GoogleのアップデートがあるたびにSEOのアルゴリズム(検索結果が上位表示される仕組み)を分析したり、検索ニーズを細かく分析できるようになったりなど、継続して活躍するためには勉強が必要不可欠といえるでしょう。
Webライターの中には勉強が苦手という方もいます。そのような方は「Webライターはこれから厳しい職業」になるかもしれません。
クライアントからフィードバックを受ける
私にとっては、クライアントからフィードバックを受けるのが、一番きつかったかもしれません。何度修正してもクライアントからフィードバックを受けて、何度見直しても執筆ルールから外れている表現を使用して指摘されたこともあります。
原稿を提出するたびにクライアントから指摘を受けて、たくさん落ち込みました。実際フィードバックが多くて、「もうWebライターをやめようかな」と思ったこともあります。
今はあまり気にしていませんが、クライアントからフィードバックはきついと感じるポイントの1つです。とはいえクライアントのフィードバックを受けるほどWebライターとして成長できるので、修正は必ず受けるものと考えて吹っ切れると楽しく仕事ができるでしょう。
またフィードバックを受けなくするようになるためには、クライアントから受けたフィードバックをしっかりメモで残しておく、校閲チェックツールにクライアント指定の表記を登録しておくなどの対策が必要です。フィードバックが減れば落ち込む機会もなくなり、きついと感じなるなるはずです。
モチベーションが上がらないのに納期が迫っている
モチベーションが上がらないのに納期が迫っているときは本当にきついです。
納期が近づいている焦りがでてきたり、仕事に向かえなくて自己嫌悪感が生まれたりなど、精神面で落ち込みます。「しっかりやらなくては、、」と心の中では思っているものの、手は動きません。仕事は一歩も進んでいませんが、納期は近づいてきます。
納期直前にまとめて仕事を始めて、夜中の23時58分にまとめて納品するときもありました。
ここで気づいたのはモチベーションに頼らないことです。習慣化してうまく仕事に向き合うことで、一定の生産性を保てるようになりました。たとえば朝だけ仕事に向き合って、それ以降は仕事をしないなどとメリハリをつけると、モチベーションに頼らなくても仕事ができるようになります。
文章がまったく書けない
文章がまったく書けない時期。Webライターの活動を始めた誰しもが経験したことがあるのではないでしょうか。
この時期に陥りると、いくらパソコンに向かっても文章が出てこず、一向に記事の制作が進みません。
こちらの事情も知らずにせまる納期と、まったく文章が書けない状態の自己肯定感の波乗りに板挟みになり、きついと感じたことはたくさんあります。気分に転換に公園に散歩に行って帰ってきても、文章作成が捗らず、日中なのに現実逃避して眠りについてしまったこともあります。
そのときに試した解決策が、「目の前に読者を想定し語りかけるように文章を書くこと」です。対話するイメージで文章を書くことで相手が悩んでいることや、求めている情報が鮮明になり、割とスラスラ文章がでてくるようになりました。
テストライティングを受けても合格しない
何度も何度もテストライティングを受けても合格しないケースがあります。
せっかく案件に応募しても、テストライティングに合格しないと意味がありません。提案文を考える時間やテストライティングを実施した時間が無駄になってしまいます。
初心者のうちだと、5回連続でテストライティングが不合格になるケースもあります。実際に筆者も何度テストライティングを受けても合格しませんでした。
不合格が続くと存在を否定されているような感じがして、Webライターの仕事がきついと感じます。見ず知らずの人とのコミュニケーションとはいえ、不合格のレッテルを貼られて存在が否定されているように感じるのは辛いものです。
そこでとった対策は、少し丁寧すぎるくらい対応することです。たとえばリサーチした情報やこちらの制作意図を細かくコメントで残すなど。クライアントが情報を調べる手間を省けますし、何よりこちらの意図を示すことで、丁寧に仕事をやっているというイメージを与えられます。
Webライターの副業の成功するのは簡単じゃない|きついけど続けたいと思う理由
一児のママとして広報で働く私が頑張って時間を捻出してでも、Webライターの副業を続けたいという理由を紹介します。
仕事に活かせるさまざまなスキルが身につくから
「Webライターはきつい」と言う人の「コンビニでアルバイトしたほうが稼げるからそっちやったほうがいい」という意見を目にしましたが、筆者はそうは思いません。
なぜなら、コンビニのアルバイトで自分自身のスキルアップを目指すのは難しいからです。
Webライターをするメリットは、さまざまな仕事に活かせるスキルが得られる点です。論理的に説明する文章力や読解力、論理的思考が磨かれるのがWebライターという仕事の魅力だと感じています。
上記のようなスキルは社会人にとって必須で、就活や面接、仕事をする際に必ず役に立ちます。
スキルアップは必ず自分の価値向上につながるので、「大変だけど得るものは多い」というのが筆者の心からの感想です。
本業に対してのやる気が向上したから
副業を始めてよかったと感じたのは、副業自体がリフレッシュになることです。
筆者は本業へのモチベーションが下降気味の頃に、副業を始めることを決意しました。
【筆者が感じていた本業へのモヤモヤ】
- 将来、子どもと過ごす時間はしっかりとれるのだろうか?
- 自分にキャリアアップの機会は巡ってくるのだろうか?
- このまま本業を続けていいのだろうか?
副業を考えている人のなかには筆者と同じく「本業へのモチベーションが下がり気味」という人もいると思います。
筆者は実際に副業を始めてみて、会社の外の世界を見ることができ本業の見え方も変わってきました。副業で学んだことを本業にも活かしたいと思ったり、忙しいと逆に張り切ってしまったり……本業へのモチベーションも回復して、今は毎日が充実しています。
自分の仕事をやり切ったという達成感が得られるから
会社員として働いていても達成感は得られますが、個人で仕事を完了した時の達成感はそれ以上です。私の場合、生々しいですが「請求書を発行するときに今月、3記事頑張ったな!」と達成感を感じました。
初稿提出後の修正箇所が減ったり、修正依頼のレベルが上がることでも小さな達成感を感じています。なんでもそうだと思いますが、何か新しいことを始めたときは伸びしろが広いので「成長」を感じやすかったりしますよね。
この日々感じる成長や達成感もWebライターを続けたい理由の1つです。
安定してお金を稼ぎやすい
Webライターの仕事は安定してお金を稼ぎやすい傾向にあります。
記事制作という仕事の性質上、案件の数が膨大で、仕事を請け負う際は継続した発注が基本となるからです。ホームページ制作のように1つ制作したら案件終了ではなく、Webライターの記事制作は1つ記事を作ったらまた次の記事を制作します。
よくWeb系のフリーランスは収入が不安定と言われがちですが、Webライターの場合は毎月得られる報酬が安定しており、フリーランスだとしても収入事情が安定しています。1つの案件が毎月5記事発注、1記事あたりの報酬が20,000円だとすると、毎月10万円の安定した報酬が見込めます。
もちろん契約違反を犯したり、クライアントが求めるレベルの記事を納品できなかったりすると、契約を打ち切られる可能性があります。しかし誠実な対応をしていれば、継続して仕事を発注してくれやすいでしょう。
毎月稼げるお金が安定している点が、Webライターを続けている理由です。
仕事の自由度が高い
ほかのWeb系の仕事にも当てはまりますが、Webライターの仕事はとにかく自由度が高め。先方が求めるレベルや定められた納期を守ればいつ仕事をしても問題ありません。
それこそ旅行や家事などのスキマ時間に仕事しても大丈夫です。会社員は例外ですが、フリーランスであれば自由に活動しても怒られることはないでしょう。
事実筆者はこの自由度の高さが魅力的すぎて、Webライターの仕事を長年続けています。
時には仕事がきついと感じる側面もありますが、好きなように活動できるおかげでWebライターの仕事を続けられています。
人間関係がめんどくさくない
Webライターを続けている一番の理由が、「人間関係がめんどくさくない」からかもしれません。
基本的に対面で人と関わったり、人と細かなコミュニケーションを取ったりする必要がないため、精神的に気楽に働けています。嫌な上司にストレスが溜まる発言を言われることもありません。同僚に愚痴を吐かれてうんざりする必要もないでしょう。
もちろん上記のような理想の環境を実現するためには、一定のWebライティングスキルが求められます。スキルがない状態だと、クライアントからフィードバックをもらうなどして、コミュニケーションコストがかかるからです。
Webライターとして、人間関係がめんどくさくない環境を実現するまでは大変です。しかし努力次第では誰でも実現可能なため、もし人間関係に悩んでいるならWebライターを始めてみるとよいでしょう。
個人事業主として副業ライターを始めた際に困ったこと
基本的に副業でライターをする場合、個人事業主としてスタートする方も多いのではないでしょうか。実際に私もその1人です。
そこで困ったのは、お金や役所への手続きなどです。
「まずは開業届を出して」「節税対策した方がいいの?」「来年は確定申告か……青色、白色どっちがいいの?」「インボイス制度って何?」など……。会社員の経験しかない自分にとって、疑問ばかりが浮かびました。
初年度はとりあえず、クラウド会計ソフトに登録し手探りで一つひとつ疑問を解消しています。
またこれから先、会社員のように定期的に評価や昇給のタイミングは巡ってきません。時給を上げる交渉や申し出をするタイミングについては、近い将来の困りごとになりそうです。
広報で働く一児のママなりの副業Webライターのきつい時期の乗り越え方
筆者は、副業でWebライターを始めた初月に2万円以上稼ぐことができました。そんな筆者の実体験からWebライターとうまく向き合っていく方法をお伝えします。
SEOの知識はライター講座などで効率的に学ぶ
筆者がおすすめするWebライターの始め方の1つ目のポイントは、「SEOの知識をWebライター講座やスクールで学ぶ」です。理由は、自分でやみくもに調べたり本を読んだりするよりずっと早くて効率的だからです。
筆者の場合「Webライターをやってみようかな」と思ったときに、Webライティングの基礎知識を教えてくれる人を探し、Webライター講座に申し込みました。
筆者が現役の講師から学んで感じたメリットは次の3点です。
- スキル習得後は案件の獲得につながる
- 単価をあげる方法を教えてもらえる
- 常に最新情報を教えてもらえる
実際、筆者はWebディレクターからWebライティングの基礎を学び、今の案件受注につながっています。実際に記事執筆を通じてマンツーマンでフィードバックしてもらえたのでSEOの基礎知識のほか、自分の文章の癖にも気づけてよかったです。
また「単価をあげるために構成も作れたほうがいい」というアドバイスをもらったので、構成が作れるライターを目指して頑張る!という目標もできました。
これからWebライターを目指す人には、ぜひ筆者のケースを成功事例としてマネをしてもらいたいです。もちろん金銭的な事情もあるかと思うので、お財布と相談しながら決めてくださいね。
「会社員・副業・プライベート」を無理なく執筆時間を作る
筆者は1日3時間ほど執筆にあて月に3本の案件が無理なく完了できました。副業Webライターを続ける2つ目のポイントは、無理なく執筆時間を捻出することです。
筆者は基本的に朝4時~7時を執筆時間にあてています。
それだけ聞くと「うわっ」と引かれてしまいそうですが、筆者の場合、子供がまだ小さいため寝かしつけの時に一緒に寝落ちして9時頃には寝ています。そのためこの時間帯に執筆するのがマイベストです。
逆に言えば、筆者が副業ライターを始めようと思ったきっかけの1つが「子どもと過ごす時間づくり」だったので、この時間以外は執筆をしていません。土日の日中も子どもと一緒に遊んでいます。
各々の仕事やライフスタイルにより執筆できる時間は変わりますが、1日3時間ほど副業のために時間を確保して1本5,000円の案件を月に4本受注できれば、月収2万円です。駆け出しのWebライターとしては合格点ではないでしょうか。
周囲の協力を得る
3つ目のポイントは、周囲の協力を得ることですそれぞれの置かれた状況によるので、参考として読んでください。
最近では副業OKな会社も増えています。筆者の働く会社でも申請をすれば副業が認められるので、その制度を利用して副業を始めました。
会社に内緒で始める人もいると思いますが、筆者は案件が増えたときのことを考え、執筆時間と勉強時間を確保するために周囲にはっきりと公言しました。
「絶対そうしたほうがいいよ!」とは言いません。しかし、周囲がポジティブに受け取ってくれる環境で、かつこの先も同じ会社で務めるつもりがある人は周囲の理解があったほうが副業も続けやすくなると思います。
また、子育て中の人や同居している人がいる場合は、パートナーの理解も重要だと思います。きっと締め切りに追われる時が来ると思うので、家族の協力は必須です。
ただし副業禁止の会社もあるので、会社の就業規則を守ってWebライターの副業を始めるようにしましょう。
実際にWebライターをやってみて感じる「きつくても続けられそうな人」の特徴
筆者にとってWebライターの仕事は、
- 常に新たな執筆テーマに挑戦できて、そのたびに新しいことが学べる
- 検索上位を目指すという明確な目標がある
とても楽しい仕事です。
そんな筆者が考えるWebライターに続けられそうな人は次に当てはまる人です。
文章を書くのが苦ではない人
正直、筆者は文章を読むのも書くのもすごく好きなわけではありません。でも文章を書くことを苦痛だとは思いません。
誰かに手紙を書いているような感覚で、画面の向こうにいる相手のことを想像しながら文章が書ける人には向いている仕事です。
タイムマネジメントができる人
- 明日は飲み会があるから今日中にここまで終わらせておこう
- 今日は出張だから移動時間に執筆しよう
- 週末は旅行だから金曜までに入稿をするぞ
このように副業Webライターをやるなら、スキマ時間や都合に合わせて執筆時間を確保する必要があります。時間に限りがあるため、メリハリをつけてしっかり副業に取り組む必要があります。
そのためタイムマネジメントが得意な人には、副業Webライターが向いています。逆に締め切りを守れない人には向いていません。
とはいえタイムマネジメントは慣れもあるので、しっかり実践経験を積みつつ、時間管理をできるようになるとよいでしょう。
記事作成を楽しみながら取り組める人
アフィリエイターとして成功したら大金が稼げるかもしれませんが、検索順位をあげるのも検索順位をキープするのも大変な努力と時間が必要です。
また、Webライターを始めた途端に執筆スピードが格段に上がるわけはないので、限られた時間で執筆できる本数には限りがあります。
Webライターはコツコツ自分のスキルを磨いて、効率化や案件単価が上がることを楽しみながら取り組める人に向いています。
興味の幅が広く、新しいことが好きな人
得意分野や国家資格保有者であれば専門的な記事を執筆するほうが単価が高いので、そのような案件を選んだほうがいいです。
しかしながら一般の人がWebライターを目指す場合は、執筆するテーマが自分の得意分野とは限りません。
難しいテーマや今まで調べたことのないキーワードだったとしても、知らないことを知ることが面白いと思えるほうが楽しく執筆に取り組めると思います。適当に調べて当たり障りない記事を書くよりも、もっと知りたいという探求心のある人のほうがいい記事が書けると思いませんか?
質の高い記事が書けるWebライターは、与えられたさまざまなテーマに深く興味を持てる人です。リサーチや記事執筆に対して探求心をもって取り組める人が向いています。
気が利く人
筆者は本業で広報の仕事をしているため、ライターに発注するクライアントの立場になるときがあります。そのときに感じた「この人とまたお仕事がしたい」と思うライターの特徴は「気が利く人」です。
「ここの部分は○○だと思ったのでこう書きました」とメモを残してくれたり、あとの作業を見越して先回りした提案をしてくれたり、気が利くなと感じたライターとは継続してお付き合いをしています。
自分もそんなWebライターを目指して日々精進しています。
Webライターに向いてる人適正診断チェックリスト|あなたの向き不向きを教えます
まとめ|副業Webライターがきついと感じている人へのアドバイス
Webライターを始めたばかりの「広報として企業で働く一児のママの私」が実際に経験したWebライターの体験談や感想をまとめました。
多くの体験記事で書かれている「Webライターはきつい・大変・ひどい」という感想は、たしかに否定できません。
しかしながら、筆者は副業でWebライターを始めて「論理的思考や論理的に物事を説明できる、さまざまな仕事に応用できるスキル」を得ることができています。Webライターに興味を持ったのならぜひ挑戦してみてください。
始めのうちは大変ですが、「きついけど感じる以上に得るものが多い」のがWebライターの魅力です。
- 文章を書くのが苦ではない人・文章を書くのが好きな人
- タイムマネジメントができる人
- いきなり大金を稼ぎたいと思わない人
- 興味の幅が広く、新しいことが好きな人
これらに当てはまる人にとってWebライターは天職かもしれません。
これからWebライターを目指す人は、ライタースキルと同時に効率的なタイムマネジメント方法について考えてみてください。効率よいスキル習得の方法や、執筆のしかたは独学で学ぶより成功した人から学ぶほうが効果的です。
この記事がこれからWebライターを始める人がスムーズにWebライターを始める手助けになれば幸いです。