会社の規則に縛られず、自分の意志で仕事の形を選べるフリーランスは魅力的に感じる人も少なくありません。人の目やルールにとらわれないという点から素敵な印象を抱く人も多いですが、会社に守られていないからこそ苦労するポイントもたくさんあります。

フリーランスはどのようなメリットやデメリットがあるのか紹介していきますので、フリーランスになるか検討している人はぜひ参考にしてみてください。

中嶋祥汰
この記事の監修者

2020年6月にアフィリエイトサイトを立ち上げ、2022年9月に事業売却。現在はクライアントのオウンドメディア運用代行やLP制作、SEOコンサルティングを担当しつつ、マンツーマンWebライタースクールWORDGYMを創業。未経験・初心者Webライターの指導・相談数は、のべ100名以上。徹底したマンツーマンサポートで、しっかり読者に価値提供ができるライターに育成するのが得意。
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フリーランスのメリット

フリーランスならではのメリットは下記の10個です。

  • 自分の好きな時間・場所で働ける
  • 育児や介護との両立が可能
  • 仕事を選べる
  • 会社の規則・規約にとらわれない
  • 人間関係のトラブルになりにくい
  • 収入に制限がなくなる
  • 通勤の負担がない
  • 年齢に制限がない
  • 自分の時間を作りやすい
  • 自分の得意分野を伸ばしやすい

それぞれのメリットについて解説をしていきますので、フリーランスが気になる人はチェックしておきましょう。

1.自分の好きな時間・場所で働ける

フリーランスの最大のメリットといっても過言ではないのが「時間や場所に捉われない」という点です。会社ではどうしても就業規則が存在し、勤務時間や勤務場所・休憩時間などが細かく定められています。

しかしフリーランスでは就業規則がないため、自分の好きな時間から仕事が始められるほか、休憩時間や仕事の終わり時間を決めてスケジュール設定が可能です。

さらに、現場に出向く必要がない仕事を選ぶと場所に捉われることなく働けるため、住む場所や旅行先でも仕事を行うことができます。

自由度が高いという点はフリーランスの魅力といっても過言ではありません。

2.育児や介護との両立が可能

フリーランスは自分で仕事の時間設定ができるため、空いた時間を有効活用できます。具体的な例であげると、子どもが寝ている間や学校に行っている間を利用して仕事を行い、急な体調不良があった場合は、仕事をずらして迎えに行くことも可能です。

他にも親の介護をしながら仕事を行うフリーランスも多く、時間を上手に使えるという点がメリットになります。

ただし、納期をぎりぎりにしてしまうと急な変更によってクライアントに迷惑をかけてしまうケースがあるため、余裕のある業務にしておくのが大切です。

3.仕事を選べる

ハローワークや求人雑誌などから仕事の内容を選んで会社に入ったものの、考えていた仕事内容と違ったという経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

フリーランスの場合は会社の指示がないため、自分の好きな業務だけを仕事にすることもできます。嫌な仕事を避けられるので、仕事に対するモチベーションが低下してしまう危険性もありません。

「自分のやりたいことをやれる」という点からもストレスが少ない状態で仕事ができます。

4.会社の規則・規約にとらわれない

会社に勤めていると、集団行動になるためルールが存在します。大きな部分で言うと社内規定・就業規則があげられますが、業務内容に合わせた細かなルールが存在するケースがほとんどです。

ルールを破った行動を行ってしまうと、上司や先輩から怒られてしまう上に、評価が下がってしまいます。

会社に規則や規約が厳しくて仕事を続ける人がしんどいと感じる人も多いですが、フリーランスの場合は規則や規約がほとんどないため、負担がありません。

会社に縛られるという点が嫌な人はフリーランスに向いています。

5.人間関係のトラブルになりにくい

離職をしてしまう原因として常に上位に来るのが「人間関係のトラブル」です。会社に勤めているとどうしても人との接触が必要になるため、関係を上手に構築できていないと居づらい空間になります。

フリーランスの場合でも人とのつながりはあるものの、最悪関係が悪化した際に縁をきり、違う人と縁を繋いで新しい業務を行うということがすぐに行うことが可能です。

人間関係によるトラブルが起きにくく、ストレスを感じにくいという点もフリーランスの大きなメリットになります。

6.収入に制限がなくなる

会社に勤めていると、ボーナスや年に数回ある昇給で年収・収入を上げていく形になります。どうしても会社勤務の場合は会社の大きさや業務内容・スキルによって収入が制限されてしまいやすいです。

しかし、フリーランスであれば仕事をやればやるほど稼げるため、収入に制限がありません。一例であげると、会社勤務では年収250万円しか稼げなかった人が、フリーランスになって仕事を頑張ったことにより、年収が倍以上の550万円になった人もいます。

自分が頑張った分が報酬になる「お金と仕事の繋がりが目に見える」という形になるため、モチベーションが高まりやすいです。

7.通勤の負担がない

フリーランスは自分の好きな時間や場所で仕事ができるため、朝の通勤ラッシュにもまれる必要もありません。朝の通勤ラッシュを苦痛に感じる人も多い上に、仕事をして疲れた後に時間をかけて家に帰る点に不満を抱く人もたくさんいます。

フリーランスであれば通勤の負担がない上に、上手に仕事ができるので、楽な気持ちで仕事を行うことが可能です。

8.年齢に制限がない

フリーランスの場合は定年がないため、60歳以降になっても働き続ける事が可能です。昔と比べてどうしても年金支給額が少なくなると言われており、老後の生活に不安を抱いている人も多いのではないでしょうか。

退職金が出た後も継続して家賃や生活費を支払わないといけない場合は、収入がないと不安を感じやすいです。

フリーランスで仕事を続けられる状態だと定年がないので、しっかりとした収入を確保しながら生活を送れます。

9.自分の時間を作りやすい

フリーランスは自分で時間の設定が自由にできるので、自分の趣味を楽しむことが可能です。会社勤務だと休日が設定されていますが、フリーランスだと自分で設定できるため、平日に休暇を取ったり、連休を取って旅行に出掛けることもできやすいです。

趣味や好きなことに対する時間を大切にしながら仕事が行えるという点もフリーランスの魅力になります。

10.自分の得意分野を伸ばしやすい

フリーランスでは自分の好きなことを仕事にできますが、得意分野の仕事を選び、会社では習えない仕事に挑戦することもできます。

得意分野を磨くことによってスキルが向上し、さらに大きな仕事に結びつけることも可能です。自分の可能性を最大限まで活かしていくこともできるため、得意分野がある人はフリーランスもおすすめします。

フリーランスのデメリット

フリーランスのデメリットは下記の8つです。

  • 収入が安定しない
  • 自己管理が必須
  • 自分で全て解決する必要がある
  • 有給休暇がない
  • 社会的信用が低くなるケースがある
  • コミュニケーション能力が低下しやすい
  • 業務内容の全てを自分で管理する必要がある
  • 確定申告が必要

メリットを把握しておくだけでなく、デメリットも理解した上でフリーランスになるのが好ましいので、デメリットもしっかりとチェックしておきましょう。

1.収入が安定しない

会社は毎月の支払日が決まっているとともに、時間や業務に対する定額支払いになるため、収入が安定しているといっても過言ではありません。

しかし、フリーランスの場合は仕事を行った分に対する報酬の支払いになるので、仕事を行わなかった場合は収入が著しく低下します。

さらにクライアントに合わせた報酬の支払いになることから、継続案件出ない限り報酬を支払ってもらうタイミングがバラバラになりやすいです。

2.自己管理が必須

フリーランスは自分の好きなタイミングや場所で仕事ができますが、しっかりと管理を行わないと仕事のクオリティが低下しやすいとともに、自分の時間がなくなってしまう状態に陥りやすいです。

具体的な例であげると、本来指定された納期に余裕を持った状態で間に合うはずが、趣味に時間を使い過ぎてギリギリの状態になって苦労しているという人も少なくありません。

自分自身の欲望に打ち勝つ強さがないとフリーランスは難しいです。

3.自分で全て解決する必要がある

会社内でのトラブルは、最悪会社で対応してもらうこともできますが、フリーランスの場合は自分自身が全ての業務に対する責任者になります。

クライアントとのトラブルが起きた際には自分自身で行動して解決することが必要で、自分だけでは解決できない場合自分自身で弁護士を探す流れになります。

弁護士との打ち合わせやクライアントとの交渉・収入を得るための他の業務などを同時進行で行う必要があるため、トラブルが起きた場合には負担になりやすいです。

4.有給休暇がない

会社であれば有給休暇が存在するものの、フリーランスの場合は働いた分が収入に直結するため、有給休暇が存在しません。

まさに「タイムイズマネー」の状態で、仕事をしていない時間は収入が得られない時間でもあり、収入が低下しやすいです。

そのため、有給休暇が取りたい状態であっても取れず、仕事に追われてしまっているフリーランスも少なくありません。

5.社会的信用が低くなるケースがある

フリーランスで成功している人はほんの一部です。会社勤務をしていると「会社という看板」を背負った状態になるため、ローンを組みたい時に考慮してもらえます。

しかし、フリーランスの場合は誰からも守られていない状態になるため、ローンを組みたくても金融機関視点から安定していると判断されにくいです。

社会的信用が低くなるケースも多いので、ローンを組む予定がある場合は会社勤務を行っているときに実施しておくのが好ましいです。

6.コミュニケーション能力が低下しやすい

会社勤務であれば人と接する機会が存在するため、人と話してコミュニケーション能力の維持が可能です。

しかしフリーランスは業務内容によっては全く人と話さない状態になるので、コミュニケーション能力が低下してしまいます。普段人と話さなくなる分、急に人と話す必要がある状況になると困ってしまうケースも多いです。

7.業務内容の全てを自分で管理する必要がある

会社であれば本来の業務に集中してもらうために、事務作業や金銭管理を担当者が行います。フリーランスで事務作業や金銭管理に加えて、仕事を得る作業や仕事に対する業務も行う必要があり、業務負担が大きいです。

全ての業務を円滑にこなしてはじめて大きな収入になるため、業務負担が大きい・管理の徹底が重要になるという点を把握しておきましょう。

8.確定申告が必要

会社であれば年末調整を提出するだけで処理を行ってもらう場合がほとんどです。

しかし、フリーランスは確定申告を行う必要があり、日頃から収入や支出の管理をしておかないと確定申告が必要な時期に負担になってしまうケースが多いです。

他にも青色申告と白色申告では必要な手続きなども異なるため、確定申告に関する知識も習得しておく必要があります。

フリーランスになって後悔!?失敗例3選

フリーランスにはさまざまなメリット・デメリットがありますが、フリーランスになって後悔する人も後を絶ちません。

具体的にどのような失敗例があるのかについて紹介していきますので、フリーランスになろうか検討している人は参考にしてみてください。

1.仕事の途中で飛ばれる

フリーランスは自分自身で会社や個人とやり取りを行い、仕事・報酬を得る必要があります。全ての会社や個人が真っ当な業務を行っているわけではなく、中には業務だけを行わせて報酬の支払いを行わずに逃げるという人もいます。

まともな個人や会社と契約を行う必要があるとともに、トラブルが起きた際には、弁護士探しや報酬を支払ってもらうようにやり取りを自分で行う必要があるため、想像以上に大変だったと後悔する人も多いです。

2.いくら経っても報酬があがらずに稼げない

フリーランスは収入に制限がなく、頑張った分が収入へと直結しやすいです。しかし、仕事を選ばなければ低い単価での業務になってしまい、頑張っているのにもかかわらず収入が上がらないという状態になります。

さらにフリーランスの場合は会社とは違ってボーナスがないので、年収をあげようと考える場合はボーナス分も視野に入れて仕事を行う必要があります。

3.自由な時間を作るどころか時間がなくなった

フリーランスは自分の好きな時間や場所で仕事を行うことが可能ですが、時間を上手に使って効率よく仕事を行わなければ逆に時間がなくなってしまいやすいです。

自己管理ができない場合は仕事が手一杯になってしまい、趣味を楽しみたかった時間がなくなるケースや休日までもなくなってしまう人もいます。

バランスの取り方や時間管理が重要になるため、思っていたのと違ったと後悔する人も多いです。

フリーランスになる上で重要な3つのポイント

フリーランスになりたいと考える場合に、下記の3つを意識することが大切です。

  1. 人脈を作っておく
  2. 資産を用意しておく
  3. スキルを常に磨く

それぞれのポイントについて解説していきますので、フリーランスになりたいと考えている人はチェックしておきましょう。

1.人脈を作っておく

フリーランスは自分で仕事を見つける必要があり、一から探すとなると大変です。しかし、事前に人脈を作っておくことによって、仕事をもらえるほか、仕事で困った場合にサポートを行ってもらうこともできます。

人脈がない場合はクラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングやSNSを活用して人脈づくりや仕事探しを行うようにしましょう。

2.資産を用意しておく

フリーランスになっていきなり稼げるようになる人はほとんどいません。最初はどうしても仕事を見つける時間や報酬を支払ってもらうのに時間がかかるため、生活費の確保を行っておくのが好ましいです。

できるのであればフリーランスになりたい場合は余裕を持って生活が行えるように、3ヵ月から半年程度生活が送れるほどの資産を用意しておきましょう。

3.スキルを常に磨く

フリーランスは仕事を選べますが、スキルを磨かなければ収入が上がらず、同じ仕事を続けていく必要があります。スキルを磨いて新しい仕事を挑戦していくことによって、年収・収入を上げることが可能です。

常に自分のスキルを磨くことができるように、日頃から意識していくのがおすすめになります。

まとめ

メリットもあればデメリットもあるため、しっかりと理解した上でフリーランスになるのが好ましいです。

フリーランスならではの魅力をしっかりと感じるためにも、事前準備や自己管理の徹底を意識する必要があります。

後悔しないためにも知識を得てフリーランスになるか判断してください。