リード文(冒頭文)とは、タイトルと本文の間にある文章のことです。本文に入る前段階で読者に記事を要約した内容を簡単に伝えて、ページからの離脱を防ぐ役割があります。

読者を最終的なコンバージョンポイント(商品の販売や資料請求)まで持っていくため欠かせない要素です。しっかり覚えておきましょう。

リード文の書き方は人によって異なります。100文字程度の短文で書く人もいれば、400文字くらいの長文で書く人もいます。またメディアの方針によっても、どのようなリード文を書くか異なるため、さまざまなバリエーションを持っておくと良いでしょう。

今回は基本的なリード文の書き方を解説します。基本的なリード文の形は、以下の流れで執筆します。

問題提起→共感→解決策→要約→行動

それでは、「化粧品 おすすめ」の検索キーワードを例に、以上の流れでリード文を実際に記載してみます。

リード文(例:「化粧品 おすすめ」が検索キーワードの場合)

・問題提起:「化粧品はどれがおすすめ?」このような疑問はありませんか?

・共感:女性の日常生活において欠かせないのが化粧品です。しかし世の中に化粧品の数が多すぎて、どれを選べばいいかわからない方もいるのではないでしょうか。インターネットで調べてみたものの、結局買わずに今に至るなんて人もいるでしょう。

・解決策:とはいえ、化粧品を選ぶ際のポイントや自分の目的さえしっかり押さえれば、簡単に化粧品を選ぶことができます。

・要約:そこで本記事では、化粧品の選び方や選ぶ際の注意点、編集部が厳選したおすすめの化粧品を10選紹介します。

・行動:この記事を読むことで、化粧品選びが簡単にでき、これまでのように悩む時間を無駄にしなくて済みます。わずか3分で読み終わるのでぜひ最後までご覧ください。

問題提起では、読者の悩みや疑問を言語化しています。今回は「化粧品 おすすめ」を検索キーワードと想定しているので、上記の例のようになります。

共感では、読者の共感を誘います。あるあるネタなどを使ってみると良いでしょう。共感要素があることで、読者とメディア(執筆者)の間に親近感が生まれ、記事の情報を信頼してくれやすくなります。そのため、どのようなリード文を書く際にも、欠かさず入れるようにしましょう。

解決策は、その問題の解決方法を提示します。今回の場合は、「化粧品を選ぶ時のポイントを押さえよう」が解決策です。

要約では、本記事で解説していることを指します。解決策で提示した内容が、この記事で書かれているか不明であれば、読者が不安になります。この記事には解決策に加えて、大切なほかの情報も記載されていることを提示しましょう。

行動では、読者を本文に誘導します。メリット(この記事を読む利点)→ベネフィット(読んだ後の未来はどうなるか)→本文へ誘導の流れで書くと良いでしょう。今回の場合であれば、「化粧品選びが簡単にでき」がメリット、「これまでのように悩む時間を無駄にしなくて済む」がベネフィット、「わずか3分で読み終わる」が本文への誘導です。